【感想】無限の住人~幕末ノ章~(3)

滝川廉治, 陶延リュウ, 沙村広明 / アフタヌーン
(1件のレビュー)

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  • まいつき

    まいつき

    池田屋での万次と沖田の戦い。新選組最強との呼び声高い沖田総司。彼を前にした万次が思い浮かべるのは、かつての強敵。
    それが、一人ではないというのが、たまらない。
    吐鉤群、天津影久、乙橘槇絵。三者三様の強さを持ち、そこでは他者を寄せ付けない実力の持ち主。その彼らを掛け合わせたかの強さ、それが万次が見た沖田総司です。
    いや強い。
    尸良の狂気を持って対抗する万次。外道な生き様で死に様まで貫いた男でしたが、人生ですれ違った相手に何かしら残していたのだと思うと、奇妙な感じです。進んで得たいものではないですが。

    そういえば、坂本龍馬を話していた絵師は、練造なのかな。物語に絡んでくるかどうかはわからないけど、サービスなだけかもしれないけど、繋がりがあると感じられるのは嬉しい演出です。

    池田屋での万次との戦いで負傷した沖田。肺を貫かれ瀕死となった、彼を救うために歩蘭は血仙蟲の手術を行います。禁忌であるとは知りながら。
    この結果が何をもたらすのか。万次や龍馬よりも、近藤と土方と沖田の関係に、です。

    ついに動き出した新選組逸番隊。標的はもちろん万次と坂本龍馬。手札は岡田以蔵改め鉄蔵と、鴨壱號。
    血仙蟲を埋め込んで生成した芹沢鴨。

    時代の狂気以上に、人の狂気が振り切れている無限の住人〜幕末の章〜。
    万次は坂本龍馬を守れるのか?むしろ、己が生き残れるのか?
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    投稿日:2021.03.03

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