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能勢博 / ブルーバックス (36件のレビュー)
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総合評価:
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龍が如く
論文の内容をまとめた本やとは知らずに図書館で借りた。 論文の内容をまとめた本は基本的に院生向けの本だと思うので、読むのが辛かった。 中高年と書いていたが対象年齢が65歳以上の人たちのことであまり参考に…ならなかった。続きを読む
投稿日:2024.03.10
kuwataka
体力の維持向上を図りたい中高年向けの本。 本書で提案されている「インターバル速歩」の詳細は kuma0504さんの感想( https://x.gd/n1tzJ )に詳しくあるのでご参照ください。 定…性目標:最高酸素消費量の70%の運動(ややきつい感じの運動)を週60分以上すること 定量目標:速歩3分の後、ゆっくり歩き3分。この組み合わせを5セットのインターバル速歩を週4回以上行う 継続率を高めるには、負荷が軽いこと、お金がかからないこと。つまりハードルの低さが重要。これとよく比較されるのが「スロージョギング」だろうなぁ。まぁ、定性目標を達成できればどちらでも良いのだが。続きを読む
投稿日:2024.01.27
ちえぞう
このレビューはネタバレを含みます
オーディオブックで読破 配偶者に勧めたい 理由は一緒に健康でいたいから インターバル速歩自体は単純な内容 その効果やエビデンスが9割以上を占める インターバル速歩のやり方だけなら短時間ので読める。 最大呼吸の点は数式を理解したいが、その為には紙の本で読む必要ありかな…
投稿日:2023.12.20
aneronies
最高酸素消費量→ SSS SSS の60%強度の運動を1日30分、週3~4日実施→ 基本メニュー 【before】この本を読む前の私はこれらを知りませんでした。 ・解糖系→ ATP の産生速度は好…気的代謝系(有酸素・脂肪燃焼)の2.5倍。そのため運動開始時や高強度の運動時にエネルギー供給源として働く。 ・解糖系の ATP 産生効率は、好気的代謝系に比べ16分の1と極めて低い。 ・運動開始後1分以上で、好気的代謝系の出番となる。→生体から、酸素要求度に応じて活動筋・呼吸・循環器系を動員するのに時間がかかるから。 ・生活習慣病や認知症、がん(中高年疾患)の根本原因は、加齢性筋減少症(サルコペニア)に伴う体力の低下(慢性炎症)の可能性が高い。 ・慢性炎症は痛みも発熱も稀なので気づかないが、着実に全身性に起こっている。 ・加齢に伴うミトコンドリアの機能劣化が慢性炎症反応の原因の1つ。 ・運動時は筋ポンプで血液還流量が増加し、1回心拍出量& SSS が増加する。 ・体温上昇→皮膚血管が拡張、心臓に戻る血液量が減り1回心拍出量が低下、血圧低下&脳血流量も低下して(熱)失神する。→熱中症で最も頻繁。 ・血管運動中枢は血圧維持を優先。体温は上昇し続け、いずれ重篤な熱射病になる。 ・運動で血漿量が増加すれば、体温調節能が向上して熱中症予防につながる。 ・体力向上メカニズムは、心機能の向上と末梢筋組織の酸素利用速度の亢進による。 ・脳に筋収縮の情報が伝わると成長ホルモンを分泌するので、下肢の運動を行っても、上肢の筋力も向上する。 ・体力(SSS)の上昇に比例して生活習慣病指標が低下した。 ・サルコペニアは加齢現象の1つで、誰も逃れることはできない。そして、その加齢による体力の低下と医療費が見事に相関する。 ・基本メニューで SSS が増加、→血中の脳由来神経栄養因子 BDNF も増加した。 ・体力のある人ほど、朝まで中断なく寝ている結果を得た。 ・軽度認知障害 MCI グループ→ SSS が6%、認知機能が34%改善した。 ・加齢による認知機能低下の主な原因が SSS 低下であることを示唆する。 ・運動後の乳製品摂取で、脳血流量が増加し認知機能がより改善できる。(仮説) ・女性は50~70歳代までに骨密度が腰椎8%、大腿骨頸部で13%直線的に低下。 ・週平均運動時間が50分までは SSS が向上したが、そこで頭打ちになる。 ・週10分までの運動は成長率マイナス。トレーニング日数2日以下でも加齢による体力低下を食い止められない。 ・運動時は血圧が上昇するが、それは脳が意図的に高レベルに移行させている。血圧反射のようなフィードバック調節ではなく、フィードフォワード調節。(予測制御) ・継続には、自分の努力、効果の見える化、仲間意識の育成が必要である。 ・運動後30分以内は「疲労回復のゴールデンタイム」ブドウ糖とアミノ酸(タンパク質)の取り込みが盛ん。筋力向上、生活習慣病の改善にも効果がある。 ・運動時は筋ポンプの影響で静脈血管容積が1/3に減少、多くの血液が心臓に戻る。結果皮膚血管が拡張、心拍出血液量・皮膚血流量・発汗量の増加が起きる。 ・皮膚温は33°c以上にはならないので、33°c以上の気温では非蒸散性熱放散が役立たず、蒸散性熱放散が唯一の熱放散手段になるので危ない。熱中症に注意する。 ・調整精度が驚くほど正確な体液量を増加させるには、運動+乳製品摂取が効く。 ・今日の熱中症予防にはスポーツドリンク、明日の~には運動後の乳製品摂取。 ・水中では陸上より高い強度の運動ができる。(息切れ抑制&足・腰の負担軽) ・運動参加の後期高齢者は1日トータル11分の早歩きを実施。ヒューマンコンタクト(会話に対する応答)や認知機能が良くなったと担当者が感じるようになった。 ・「運動で再発リスクが下がる」という研究結果は「自分の人生を医師に握られてしまった」と思ったがんサバイバーに「戦う大きな武器を手に入れた」と感じさせた。 【気づき】この本を読んで、これらについて気づきを得ました。 ・SSS 50%の強度の運動時のエネルギー源は、糖質4:脂質6。 ・急速に ATP を必要とする運動が一定時間以上続いた場合は解糖系が使われ、乳酸(水素イオン)産生により息切れ・筋肉痛が起こり、運動の継続が困難になる。 ・3週間の持久性トレーニングで血液量は11%増加、SSS は40%増加した。 ・1日1万歩いても、努力する割に報われない。(運動強度が低すぎる) ・乳酸閾値以下の運動を長時間行っても、顕著な最高酸素消費量の増加は無い。 ・基本メニューを3~6ヶ月間行うと、初期体力に関係なく SSS が10~20%向上。 ・一般的な筋力トレーニングは「ようやく1回できる強度の動き:1RM 」の80%の負荷をかけて、1日8回3セットを週3日行う。 ・BDNF は海馬・大脳皮質・大脳基底核(記憶・思考・不随意運動)を活性化する。 ・特に閉経期以降、骨吸収が亢進して骨粗しょう症が悪化する場合が多い。 ・運動6ヶ月後、骨密度が腰椎0.9%、大腿骨頸部で1.0%優位に増加した。 ・年間の骨密度の低下率は、腰椎で0.4%、大腿骨頸部で0.6%である。 ・姿勢変更で心拍出量が減少し血圧が低下→脳血流が下がり立ちくらみが起こる。 ・圧受容体は血管運動中枢に情報を伝達し、中枢が心拍数を上昇させる信号を出す。 ・運動+乳製品摂取は、運動のみより筋力向上を促進し慢性炎症を抑制する。 ・↑ハムストリングの体積3%、膝屈曲筋力も16%、筋力が平均8%増加した。 ・運動直後の牛乳は、皮膚血流量&血管拡張感度、発汗速度&感度を3倍改善する。 ・暑い環境に1~2週間晒されなければ、汗腺はスムーズに汗を分泌できない。 ・水中トレーニング4週後、10%高い強度で運動できるようになる(8週で膝筋力10%増)が、陸上トレーニング群ではまだトレーニング効果は現れていない。 ・水中では水圧で還流血液が増加、十分な酸素が筋肉に供給されて乳酸産生が抑制され、筋肉痛や息切れが起こりにくい。 【TODO】今後、これらを実行していこうと思います。 ・加齢性筋減少症に負けないよう、運動トレーニングによって体力アップを行う。 ・SSS の60%強度の運動を1日30分、週3~4日行う。(基本メニュー) ・運動を屋外で決めた時刻に行い、それを基準に食事などの生活リズムを整える。 ・持病があっても、症状が悪化しなければ運動を継続する。 ・週60分以上、乳酸閾値以上ならジョギングやトレイルランニングでもよい。 ・生涯にわたってこの運動プログラムを、週3日以上継続する。 ・周囲を巻き込んで一緒に運動をするようにする。続きを読む
投稿日:2023.11.15
まるる
科学的に体力向上に効果的な インターバル歩行についてのエビデンスややり方が書かれた本 インターバル歩行とは、 ちょっとキツいと感じる速歩き3分とゆっくり歩き3分を1日5セットする歩行方法のこと エ…ビデンスの部分は専門的すぎてざっと流し見してしまったが、 インターバル歩行に関しては実践してみようと思う続きを読む
投稿日:2023.10.20
麺とパン
ウォーキングのコツや動機付けという話でなく、あくまでウォーキングの効果を科学的に検証する内容。 エンタメではないが、エビデンスがほしい人にはむいている。 本書を読んで、激しいスポーツでなくとも、負…荷を感じるウォーキングであれば、インターバルで実施しても効果的という内容に勇気づけられた。続きを読む
投稿日:2023.08.01
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