【感想】白い衝動

呉勝浩 / 講談社文庫
(27件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
9
7
8
3
0

ブクログレビュー

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  • くにちん

    くにちん

    同僚に借りて読みました。
    ちょっと専門的な話が多く、難しかったけど、読んだ後の満足感はあるね。
    伏線らしき話の流れが多々あっても実は無関係であったり、仕掛けがすごい。本当終盤までわからず、中々凝った作品です。
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    投稿日:2024.05.05

  • ともちん

    ともちん

    難しい内容だった
    心理学がそもそも難しいと感じた。数値として表れない曖昧な部分があるんだなと・・
    犯罪を犯した人間が再び社会に出て生きていく難しさ、周囲が理解しようとするにも限界があるのは事実だと思う
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    投稿日:2024.04.27

  • ina

    ina

    このレビューはネタバレを含みます

    かなり面白かった。
    確かに難しい部分もあったが、登場人物たちの心情が表れている部分も多く、なるほどと思わされる点も多かった。
    心理学の部分は専門用語も多く分かりづらかった。
    秋成・千早・入壱がどこで繋がるのか内心ドキドキしながら読むことができた。

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    投稿日:2024.04.17

  • 03番目の読書家

    03番目の読書家

    面白かった、そして難しかった。
    どんな人にも人権があり、過ちを起こした人でも人権がある。それを包摂する社会の難しさ
    いや、諦めてもいいんじゃないか。諦めて孤独に耐える方がお互い幸せなのかもしれない

    他人を受け入れるってどういうことなのか
    なんか、時代に沿ってるな〜て気もした
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    投稿日:2024.01.23

  • コジコジ

    コジコジ

    第20回大藪春彦賞受賞作。呉氏の作品に共通するテーマ「絶対悪」。その絶対悪側に立つ人間が持つ衝動と、側に立つ人間らの衝動。ほか作品とは一線を画し、何か重大事件が起こるのではない起こった事件に対し、相容れがたいモノを相容れようとする人間の心理が良く描かれている。「あるがままの君を、私は受け入れる」、この言葉がとても印象的。

    自分の近所にこんなにわらわら絶対悪が居たら嫌だが、異なる形の「白い衝動」を持った者らを描くことで物語に重層的な厚みが生まれている。
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    投稿日:2024.01.05

  • あくら

    あくら

    千早と寺兼先生のやり取りで、学生時代に受けた精神分析の授業を思い出した。
    理解できないものはやっぱり恐怖でしかない。
    受け入れたいと思っても、どうにもならないこともある。
    そういう意味では、入壱や秋成の抱える衝動を受け入れるのは至難の業だろう。
    だけど、もし自分がその立場だったら。
    受け入れて欲しいと思うのか、仕方ないと諦めるのか。
    なんだかいろいろと考えてしまった。
    共生って意外と簡単じゃないんだよな。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.27

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