【感想】好物は真夜中のうちに腹のなか 【電子限定特典付き】

このレビューはネタバレを含みます

絵が好みなのだが、この作品がシリーズの中で一番好きだった。関係性も明確だし受けがツンデレな年上、攻めが腹黒気味な年下。
正親のやったことってどう考えてもレイ○…なのだが、グリムくん絆されちゃってるし。結果良ければ…ということなのだろう。

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うーん...今回はあまり萌えなかったです...
正親×グリムに関しては、フェロモン誘発剤？のようなものを使ってレイプしたようなものなので、これは手段としては卑怯だなと思ってしまいました。
で、そんな正親をカッコイイと思いつつも、年の差を気にして遠ざけようとするグリム。それが最終的に「まぁいいか」となる展開が唐突過ぎて全く理解できませんでした。
もう少しシリアスな展開を期待していたのですが、急に落ちたので拍子抜けでした。ただ押されて根負けしたようなだけに見えてしまい...もっときちんと「好き」が欲しかったです。
(これは私が正親に魅力を感じられないせいもあるかもしれませんが、どこが好きか全く分からなかったです)
正親の方はずっとグリムのファンだったようですが、その辺のエピソードも薄くて、ただの強引な人に見えてしまいました。
フェロモンの誘惑に弱く、複数の人と寝ていたようですし、グリムだけが"特別"という感じが薄かったです。

景虎×直親
今回は景虎に近づく若くて可愛い新キャラが出てきて、直親が嫉妬するお話です。
その新キャラの婚約者が直親に接触してきて、自分の婚約者と景虎の関係に文句を言ってくるのですが、結局、新キャラは婚約者を嫉妬させたかっただけという...
そして、景虎も嫉妬する直親を見て喜んでいただけという...
こちらは話の展開が読めてしまって、ストーリー的にはそんなに目新しくなかったのですが、直親が景虎の気を引く為に自分磨きに力を入れてどんどん可愛くなっていくのは良かったです。
相変わらずラブラブで安心しました。

蓮太郎×ユウジ
蓮太郎くんがカッコ良すぎて...
このシリーズの中で一番好きなキャラクターなので、彼のお話があって良かったです。

蔓沢先生の漫画は好きなのですが、最近はエロメインで話が薄いものが続いている気がします。
3話構成でエロ多めだとストーリーが薄くなってしまうのは仕方がない気もするので、もっと1冊1カプでストーリーの濃い話を描いてくれたら良いのにな...と思います。

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