【感想】双蛇密室

早坂吝 / 講談社文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
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ブクログレビュー

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  • りーり

    りーり

    このレビューはネタバレを含みます

    上木らいちシリーズの4作目。 藍川警部に焦点をあてた作品。 「本格」と「エロ」を標榜した結果、今回は胎児が殺人を犯すという驚天動地ながらバカバカしさは薄れる真相になっている。 やはりピンク色のトリックがあってこそだと認識させられた本作でした。

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    投稿日:2023.06.04

  • autumn522aki

    autumn522aki

    絶対わからない真相がスゴイ! 超奇天烈密室トリック 下ネタ本格ミステリーらいちシリーズ第4弾 #双蛇密室

    主人公である刑事は、いつも二匹の蛇に襲われる夢を見ていた。かつて主人公の両親が密室で毒蛇に襲われたが原因だったのだ。その謎を解くべく、援交探偵上木らいちが動き始める。

    わかるかっっっ!

    いままで上木らいちシリーズは、どれもこんな真相見抜けるかよっ て、感じでしたが、本作はもう絶対無理w さすがにこの真相は世界中探してもないだろ。発想が天才的すぎるてビビる。

    相変わらずエロネタが強烈なので、ダメなひとはやめておきましょうね。ただ私にはめっちゃ刺さる、大好き。

    そして上木らいち、主人公藍川をはじめ、登場人物たちが下劣で変態な人ばっかり。でもどこか人間味、愛嬌があってカワイイですね。まぁミステリーはエンターテイメントですから、読者を楽しませてくれるのは高評価です。

    密室トリックが2つありますが、これは知らなかったですね~ 勉強になりました。なおメイントリックは先でも述べたように、奇想天外すぎてひっくり返ります。

    本作、ちょっと文章と構成が荒いかなーと思う点があるので、そのあたりが若干惜しい。しかしながら、どんなトリックでも解いてやるぜって人には、超おすすめの作品です!
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    投稿日:2022.05.24

  • Kurashina

    Kurashina

    マジでヤバい。エグい。
    唯一無二前代未聞空前絶後奇想天外。

    なんでこんなの思いつくの??
    らいちが言うように、まさに"人類初"。

    はっきり言ってストーリーなどはないに等しく、トリックありき。だが、その推理に必要な描写だけをしており、一切無駄がないため、前半、中盤もスラスラと読める。(まぁもちろんコミカルなキャラクター、文章の影響もあるんだが。)

    解説より
    「論理と下ネタはこんなにも美しくマッチングするものなのか、と僕はこの作品に教えられた。(中略)
    この世界で老若男女ーー大半の人が興味を持ち、共通した知識を持ち合わせているジャンル、それこそが下ネタなのだろう。だから、下ネタを用いた論理的な展開は誰もが納得する形に収まるのだ。」

    賛否両論あるだろうが、(もちろん自分は賛)このトリックは一読の価値がある。
    これほどにいくつもの新しい奇抜なトリックを生み出す作家は他にいないだろう。


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    投稿日:2021.09.14

  • hetalia4848

    hetalia4848

    このレビューはネタバレを含みます

    援交探偵シリーズ四弾。
    今回はシリーズを通しての主要な人物にまつわるエピソード。
    エロミスと名乗っているが、そこまでエロくなく、ミステリーでもない中途半端な感じに陥りつつあるような…

    以下ネタバレ

    今回の密室のきもは、①空を滑空?する蛇が存在すること、②胎児に歯が生える可能性があること、の二点にある。
    パズラーとしては雑学的な知識による解決に偏り過ぎており、上記したようにシリーズが徐々に本格ミステリーから外れつつあるように思われる。

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    投稿日:2020.03.12

  • SHIRoKURo

    SHIRoKURo

    前作以上にとんでもねぇミステリである。この結末を予想できる者はいるのだろうか?次回作があるのを知っているので、さらば藍川、、、と感傷に浸れなかったのは少しもったいなかったが。いやはや、著者のアイデアが枯れるとは到底思えない。続きを読む

    投稿日:2019.08.06

  • けんしう

    けんしう

    エンコー探偵・上木らいちの第4作目。
    本作は藍川刑事の過去の謎を解き明かすという話。
    珍しく普通の本格ミステリーみたいだなーと思いつつ読んでいたが、最後にまんまとやられた。実際にこんなことがあり得るのか!?と考えるよりも、よくもこんな結末を考えるものだと笑ってしまった。
    読み終えると、これもあれも必要な要素だったんだなと思えてくる。おふざけな設定と結末だが、緻密な組み立てで成り立っている大真面目な本格ミステリーだ。
    ちゃんと次作もあって安心した。
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    投稿日:2019.07.07

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