【感想】トリッキー・ゲーム

綺月陣, 小山田あみ / ガッシュ文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • まきりんこ

    まきりんこ

    「スレイブ・ゲーム」で強烈な役回りだったトーマが主人公。
    何故トーマがこのようになったのかが描かれています。

    前作でも大梧と理久の感関係に切なくなったけれど今回は読み始めから予想以上に切なく、泣きました!
    トーマの斑鳩への想い、ちーちゃんと過ごした日々がたまらないです。

    裏切られた気持ちから心と反対の言葉を発してしまうトーマがあまりにも悲しくて。
    自分でもわかっているのに止められない。

    十三年の時を経て、今は大梧と理久がそばにいるおかげで前に進む事が出来たトーマと斑鳩。

    辛く長い時間があったけれど想いが通じ合って、これからは大梧と理久の2人とバカップルで幸せなこれからをと願います。

    ラストに空を見上げでチーちゃんの「ハートの雲」にはもう号泣しました。

    あとがきにある、「ビルの4階、5階で「起きてるー?」とこえかけあっているのでしょうね」にこころが暖かくなり、このラストシーンを先生が「キラキラと宝石のように輝いています。ハートのチーちゃんも…」と言われていて、私も忘れられない素敵なシーンとなりました。

    最高の2作読めて良かった。
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    投稿日:2023.11.09

  • じゃねこ

    じゃねこ

    このレビューはネタバレを含みます

    愛を渇望するが故に聖域とし、気持ちを抑えこみ、自身を汚れた存在として蔑むことで愛を守ろうとしたが故に、破壊してしてしまった初恋を心に秘めたトーマと、同じように傷つきながらも愛を捨てられなかったちーちゃんのお話

    愛はいつだって愛なのです

    性癖って「癖」なわけですから、それこそ人それぞれ星の数ほどあるわけよね。
    そこに優劣はないのだけれど、人はどうしても他人と違うと思うと「悪癖」にしてしまい、己でさえも怖じ気づく。トーマもちーちゃんも自分の素を認識し、素の自分を愛して欲しかっただけ
    ちーちゃんはその手を離す事で自分を解放したんだと思うのです

    トーマは優しい友人によりその手を掴むことが出来て良かった

    前作よりも大悟が格好よくて、ちょっとおバカで悶えましたっ!

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    投稿日:2021.02.25

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