【感想】雲をつかむ話/ボルドーの義兄

多和田葉子 / 講談社文芸文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • wata9

    wata9

    文章は何か過剰な気がするけど、話は面白かったです。

    終盤の主人公(小説家・詩人)と友人(女医)の会話:
    「まだベルリンに帰っていなかったんですか。」「わたしも泊まります。」「その必要はありませんよ。風邪をひいただけですから。」「一人でいてはいけません。」「孤独はわたしのテーマじゃないんです。」「でも今夜は高い熱が出るかもしれません。」「高熱もわたしのテーマじゃありません。」「さっきからこれもテーマじゃない、あれもテーマじゃないって言っているけれど、それならあなたのテーマは何なんですか。」続きを読む

    投稿日:2022.03.26

  • toca

    toca

    芸術選奨文部科学大臣賞、読売文学賞受賞作が文庫化。
    『雲をつかむ話』という表題がピッタリな内容で、捕まえられそうでありながら、手から逃げて行く感じがする。不思議とその惜しいところで逃げられる感覚は『ボルドーの義兄』と読み進めるに従って強くなるのだった。続きを読む

    投稿日:2019.04.14

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