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ヤンソン・トーベ, 冨原眞弓 / 講談社 (14件のレビュー)
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おたこさん
ムーミンに最近はまって小説が読みたくなったので読んでみた。 全集では9だけど1作目ということなのではじめにこの作品。 ムーミン、ムーミンママ、スニフと小説版でもそのままの人(?)柄。大人になって読むと…より好きになると思う。スナフキン、ミー、フローレンなんかは出てきてないのでシリーズ全部制覇したい!続きを読む
投稿日:2024.04.24
みちょはちゃ
このレビューはネタバレを含みます
小さなトロールと大きな洪水 トーベ・ヤンソン ムーミンシリーズ⑨ ∞----------------------∞ 読書セラピーで紹介されていた本。 ムーミンシリーズの最初に書かれた最初の話なのに出版は最後らしく、1から読みたかったところだけど、まず最後の9巻を読むことにしたのは、ムーミンに詳しくないから。だけどどうも他の作品とは毛色が違うらしい(とあとがきにありました)。 まぁとりあえず登場人物を知るところから。 ママと一緒にパパを探しに出るムーミントロール。そんな旅の途中でスニフに出会う。あっという間に仲間入り。 ずっと暗闇を歩き、沼におちそうになったり、蛇にも襲われたり、結構怖いけど、チューリッパのような美しく光る少女がいたり、お菓子の国みたいなところに行って食べすぎてしまうなど、楽しい要素もある。 パパは勝手に旅立って家を建てて、家族を呼びに戻ろうとしたけど洪水にあって、家は流されパパも木の上でSOS。そんなパパを見つけ家も見つかりハッピーエンドらしいけど、本当はここから色んな話が始まる。 本来子供向けなので、怖いと言ってもそれほど怖くないというか、9巻が1番不穏らしいので、他の巻はきっと楽しく読めるでしょう。 挿絵が多くてとても可愛いです。 2024/03/24 読了(図書館)
投稿日:2024.03.24
慎也
ヤンソンさんいわく“人間でもなく、動物でもなく、しいて言えば生きもの”たち。そんな小さな生き物であるムーミンが冬の寒さを凌げる場所を探して森に彷徨いでる。まさに生き延びるために必死なドラマなのが、後の…ユーモラスだったり風刺に利いたシリーズとは違って新鮮。 「第二次世界大戦で小国が踏みにじられる不安と怒りが背景にある」という解説を読んで納得。 子供の頃に読んだ青い鳥文庫には収録されていなかったと思ったら、日本では1992年発行とのこと。 続きを読む
投稿日:2023.11.26
むちこ
『ボーダー 二つの世界』というスウェーデン映画を見て、 「トロールの話って他にどんなものがあるんだろう?」と気になり、 検索した結果出てきたのが『小さなトロールと大きな洪水』(トーベ・ヤンソン)。 今更思い出したけど…トロールって、『ハリーポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』のイメージ強くて、 まさかムーミン出てくるとは思わなかった!!!!! 「トロール」とは一体何者なのか、本作を読み終えてから調べるか……と思っていたら書いてあったので抜粋。 【「トロール」というのは、北欧の神話や民話に出てくる妖精や小鬼のことで、北欧の人ならだれでも知っています。】 小鬼と妖精が一緒にされている事にもおどろきね。 そしてそこにさらに書いてあったのは、 【ムーミントロールというのは、ひとりのキャラクターにつけられた固有名詞ではなく、グループにつけられた種族名なのです。】 …とのこと。 普段私が「ムーミンかわいい」と言っているのは、 どうやら「ワンちゃんかわいい」と言っているようなものだったらしい。 主人公の名前やと思ってた…。 ムーミン以外にもいろいろ名前ある子が出てくると思ってた…… そして何気なく取ったこの一冊こそが【ムーミンシリーズ第1作目】との事。(第二次世界大戦の終了直後に、かぎられた部数で出版されたきり、長らく絶版になっていたそうです) 4重にビックリしました。 ……と今まで幾度となく見てきたキャラクターをちゃんと知る良い機会になったなぁ。 ピカチュウがネズミだという事は間違いなく断言できるけど… ウルトラマン……あなたは一体何者なのだ……。
投稿日:2023.04.18
Mira
ムーミン物語の第1作とのこと。なんでも出てくるママのバッグ、心強いなあ。パパははじめから放浪癖があったんだな。そして巻末の解説。本作が書かれた時代背景を読むと、今とあまりにも通じるところが多くてびっく…りする。と同時に、ムーミンシリーズにただよう、楽しいながらもどこかうっすらと影のある感じも納得がいくのだった。続きを読む
投稿日:2022.12.15
sachiiro
ムーミンを一度も読んだことがなかったので、作品を書かれた順に読んでみようと思い立った。 全体を通して不安・薄暗い感じのストーリーなのは、書かれた当時が第二次世界大戦の真っ只中であったということから納得…できた。 また、パパに放浪癖がある事を知らなかったし、ママも強気な所があるので、創造の生物でも意外と人間に近い感性なんだなと思った。 全ページ通して挿絵がふんだんに使われているので想像もしやすく、新装版とあって装丁が美しかった。 チューリッパが可愛らしいなぁと好みだった。 他の作品はもっとほのぼのしているのか、気になるところ。 続きを読む
投稿日:2022.12.13
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