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赤松利市 / 徳間文庫 (36件のレビュー)
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紙粉
この作者は、現時点での最新作「救い難き人」から読み出し、受賞して最初に話題となった本作を読んだ。かなり遅咲きのデビューも、初期の文章はまだ若く無駄や邪心の見える初々しいものでした。ただ、ある種の使命感…を感じるだけで無くエンタメ性も考えられた文章です。続きを読む
投稿日:2023.12.22
秋川のピエール
除染作業員、原発避難民、東北の苦悩の一端を知る事ができたと思う。大好きな仙台、まだ訪れたことの無い福島。どちらも必ず行こう。
投稿日:2023.10.16
rockinyori
特に急展開!という訳でもないのに、終盤は主人公の心理描写にドドドッと惹きつけられた。 震災と原発事故の被災者に対する支援金などの闇部も描かれ、どこまでが事実なのかはさておき、賛否両論になる事を厭わず描…き切った作者の覚悟は凄い。 ただ個人的にはラストシーンがちょっと尻切れトンボに感じる。アレが良いという人もいるだろうが。続きを読む
投稿日:2023.10.06
tetto
福島原発事故後のメディアがあまり報じない現実。 地震や津波に直接被災していなくても心が壊されてしまった人達もいたんだな・・・。
投稿日:2023.08.31
cookingresearch
このレビューはネタバレを含みます
原発の除染作業員の経験がある赤松利市の大藪春彦新人賞受賞作。デビュー作なのに文章力、表現力がある。原発の廃炉作業にともなう利権に群がる人々の群像劇かと思ってよみすすめたら、最後は市民の矜持が勝つという話だった。 長年、原発の作業に従事して被曝、そして自殺。 原発の除染に関わる利権を手にして、疑心暗鬼そして暴殺される。そして主人公は原発で家族を失ったキャバクラ嬢と第二の人生を生きようとする。 ミステリー仕立ての話の展開も読ませる筋だった。
投稿日:2023.08.14
てお
途中暗くて心が折れそうになってからの最後のスピード感、すごかった。 そして作者の経歴を知らず(激レアさんも見てたのに気付かなかった。。)、びっくり。
投稿日:2023.06.03
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