【感想】黒き微睡みの囚人

ラヴィ・ティドハー, 押野慎吾 / 竹書房文庫
(1件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • toca

    toca

    このレビューはネタバレを含みます

    ラヴィ・ティドハーの最新作が竹書房文庫から。
    既刊もかなりユニークな設定だった記憶があるが、本書も上手い。『枢軸国が勝った世界』というのは様々な歴史改編SFで描かれた世界だが、『ヒトラーがあの時、選挙で負けていたら……?』という『歴史のif』はちょっと類書が思いつかない。
    また、古き良きハードボイルドを意識した文体は、終盤にかけて、徐々に現実離れしていくストーリー展開とも合っていた。
    それにしてもラヴィ・ティドハー、面白いので、邦訳が途切れないことを祈りたい。版元が早川書房、東京創元社、そして今回の竹書房と、3社に跨がっているのがちょっと不安ではあるのだが……。

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    投稿日:2019.02.01

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