【感想】東の爽碧、西の緋炎【イラスト入り】

綺月陣, 亜樹良のりかず / ガッシュ文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • まきりんこ

    まきりんこ

    シリーズ2巻目。

    関西の狂犬集団の岩城組三代目組長の廉には極悪非道な若頭の九堂という伴侶がいる。

    前巻で関東の市ノ瀬組から献上された女が逃げたと分かり…。

    廉の受けた身体と心の傷は簡単に癒えるものではない事が胸に刺さる程に痛かった。
    そしてそれを支える久堂に惚れ惚れしてしまう廉の告白がなんと表現して良いのか分からない、「愛」の深さが凄くて。

    おチャラけな関西のノリの廉と極道の組長である廉がバランスよく描かれていて竜城と颯太にとって、特に颯太にとって目の当たりにしてしまった時の衝撃は読んでいて辛かった。

    でもやはり颯太にとって廉は大切な「友」には変わりなく。

    廉には久堂、颯太には次郎、そして竜城には龍一郎とお互いに素晴らしい伴侶がいる事でバランスが取れているのが最高です。

    あとがきにありますが「龍と竜」と「獣」の割合に、なるほど!と納得でした。

    読み終えカバーイラスト見直し「いくで!」
    はい、吠えました。

    ここまで奥の深いBL小説は初めてで心震えてます。

    では次巻「東の満月、西の新月」へ行きます。
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    投稿日:2024.01.04

  • じゃねこ

    じゃねこ

    このレビューはネタバレを含みます

    廉さんの心が悲鳴を上げているからこそ、颯太くんに出会えたのでしょうか?九堂さんの大きな愛に包まれても悲鳴を上げる廉さんに泣けます。獣であろうとする姿が痛々しく感じてしまうんです。颯太くんに触れたい思いを閉じ込めようとする姿が愛しいんです。
    廉さんの極道としての顔を見てしまった颯太くん。その姿に、横顔に魂の叫びを見いだすとは!颯太くんの強さは竜城さん譲りですわね。真の姿、真の心根を見いだすのは、颯太くんが真っ直ぐな証です。
    廉さんを昇華させる絵を受け止める廉さんもまた、真っ直ぐなのですわ。
    途中途中に各組の愛の営みが、それぞれ個性豊かに書かれていて、むふふーーっ!となりますぅ。ちょっと残念な所もありますが、次郎さんの颯太くんへの優しい大きな愛情の営みが心に染みました。残念なところがじろちゃんらしいですしね!(笑)

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    投稿日:2021.02.25

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