【感想】新装版 正月十一日、鏡殺し

歌野晶午 / 講談社文庫
(26件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • gemi

    gemi

    装丁が違うけどこのタイトルはこの新装版しかないみたいなのでこちらで登録。歌野さんの中では第三期の作品だと。好きな作家さんなんで昔のものから読もうと。第一期と第二期は読み終わった。贔屓目からかどれも面白い。これは著者初の短編集。7つの物語が入っている。ボキャブラリーがないので、どれも面白かったとしか言えないのがもどかしい。長編とは違い、とくに謎解き役がいるわけでもなく、コンパクトにまとまりながらも楽しませてくれる。あえて挙げるなら「逃亡者~」「美神崩壊」「プラットフォームの~」「正月十一日~」が上位に入る。続きを読む

    投稿日:2023.10.15

  • nori

    nori

    短編集だけど読了まで1年くらいかかってしまった気がする(汗
    個人的にはなかなかぐっと入り込めなかったかなぁ
    イヤミス多めの短編集でした

    日常の中にあるイライラとか人間関係の歪み見たいな、殺人まではいかないけど多くの人が似た気持ちを持ってるかもというのが怖かった続きを読む

    投稿日:2023.01.29

  • こねこ姉さん@小説

    こねこ姉さん@小説

    短編集。
    ベストは猫部屋の囚人かなー。追い詰められる感じがコワイコワイ。でも全体として軽いのが好みですね。やっぱり現実の殺人はこういうものなんですよ。最後のやつは激イヤミスだけど、まあさもありなん。

    投稿日:2022.03.31

  • caninha

    caninha

    昔読んだものを再読。やっぱり最後の3作(「美神崩壊」「プラットホームのカオス」「正月十一日、鏡殺し」)のイヤミス感がたまらない…。歌野さんのイヤミス好き。あとは「逃亡者 大河内清秀」も好き。どっちが主体の話なのか分からない感じなのも。続きを読む

    投稿日:2021.09.27

  • Kurashina

    Kurashina

    このレビューはネタバレを含みます

    若い時に書いたんだな、と思わせる粗さはあるが、面白い。文章が特別上手いというわけではないのだが、(下手と言われているのをよく見かける)歌野晶午の文章の雰囲気が好き。

    個人的にはベストは「逃亡者 大河内清秀」
    かなり悪く言うなら夢オチと言えてしまう部分もあるが、
    偽物大河内→本物大河内、と思わせて偽物の推測→本物の大河内の夢だった
    という転がされる感じは面白い。謎の女、香絵の不思議な行動がキッチリと説明されるところも良い。

    「美神崩壊」も印象的。グサっとくる。

    『長い家の殺人』などの物理トリックを使った王道本格から、徐々に『密室殺人ゲーム』や『葉桜の季節に君を想うということ』のような王道から外れた一風変わった本格を書くようになっていく歌野晶午の転換点ともいえるだろう。

    「あえて探偵を廃し あえてトリックを抑え あえて論理合戦を殺ぎ落とし 絢爛豪華な謎もなく  物語はあくまで日常で しかし精神は本格
    ようこそ、裏本格の世界へ」

    カッコよすぎる。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.07.09

  • t

    t

    近所に新しく出来た有隣堂で、まんまとカバーのインパクトに惹かれて買った今作。短編集は非常に読みやすくサクサクと進むけど、作品を楽しむには少し物足りないと改めて思った。人が狂う様や、殺人現場の描写のグロテスクさは好みではありました。続きを読む

    投稿日:2020.08.04

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