【感想】ぼくとニケ

片川優子 / 講談社
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.6
2
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7
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ブクログレビュー

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  • momo0707

    momo0707

    ある日幼馴染の仁菜が捨て猫を連れて来た。僕の家で飼って欲しいという。その仔猫は「ニケ」と名付けられ僕の家の猫になる。順調にすくすく大きくなっていくニケだったけどある時からご飯を食べなくなる。
    仔猫がらやってきていなくなるまでの3か月を描いた物語。生き物を飼うという事の意味も考えさせる。
    最後は少し悲しいけど全体的に暖かい作品。
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    投稿日:2024.03.08

  • 司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)

    このレビューはネタバレを含みます

    「ある日、子猫がやってきた――。5年生で突然登校拒否になった幼なじみの仁菜が、薄汚れた子猫を拾い、ぼくの家へ連れてきました。自分の家で飼えない仁菜にかわって、ぼくと家族が世話をすることになったのだけれど……。子猫のニケに関わる中で数々のことを学んでいく、ぼくの様子がていねいに紡がれます。15歳で講談社児童文学新人賞佳作を受賞し鮮烈デビューした獣医師が描く、大切なお話です。」

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    投稿日:2023.04.18

  • tpochi0717

    tpochi0717

    幼馴染の仁菜が拾ってきたのは小さな子猫だった。

    僕とお母さんと仁菜と一緒に動物病院に行って、それからは僕の家で飼うことになった子猫は、ニケと名前をつけた。

    最初は弱っていたニケも、毎日元気に育っていき
    仁菜も毎日僕の家に通ってきていたけれど

    ある日猫嫌いだという仁菜のお母さんにそれが知られてしまい、それ以来仁菜は僕の家にニケを見に来られなくなってしまった。

    高学年で思春期故に、仁菜と仲良くすることに恥じらいを感じていた僕。
    それに加え、仁菜はここ最近学校をずっと休んでいることも気になっていた。

    仁菜と彼女のお母さんに連れられ、預かり猫ボランティアをしている仁菜の叔母さんの話。
    命を扱うことの大切さと責任。

    元気だったニケが、FIPウイルスでお腹に腹水が溜まる治療法のない病気にかかっていることがわかり
    仁菜と和解し、一緒にニケの最期を見届けるまで。

    つらいのう。つらい。
    命は誰にも操作することができないのう。
    ニケを通じて玄太と仁菜の成長が見れる。

    2019年高学年むけ課題図書。
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    投稿日:2023.01.03

  • エル

    エル

    命に責任が取れないならペットは飼ってはいけない。可愛いから、珍しいからでは責任は取れないのだから。野良猫だったニケを飼うことで命に関わることについて学んでいくゲンタとニナ。不治の病に罹ったニケの最期の選択まで迫られる。可愛いだけでは済まされない現実を教えてくれる児童書でした。続きを読む

    投稿日:2022.08.16

  • ゆずこしょう

    ゆずこしょう

    このレビューはネタバレを含みます

    課題図書というだけでろくに内容も見ずに借りたのだが想像していたよりも切ない話だった。
    私は主人公の気持ちが理解できたし仁奈は少々無神経だなと思った、まだ10歳とはいえ玄太をもう少し慮ってあげられないのかなと。
    読み初めはニケとずっと暮らしていくと思っていたばかりに伏線は貼られていたとはいえ話が急展開を迎えてしまい思わずつい先日亡くなってしまった祖母と重ねてしまった。
    短い命だからこそ10歳の彼らに伝えられたことがたくさんあったのだとも思う、素敵なお話でした。

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    投稿日:2021.11.02

  • aries

    aries

    このレビューはネタバレを含みます

    コロナウイルス……

    動物を飼うということは簡単ではない
    今だけじゃなくて、この先何年もずっと生きる生き物を世話していく覚悟がなければいけない

    好きだけじゃ、飼えない
    公園に猫がいても。見てるだけ
    兄弟が死んでも、、できることは少ない

    だけど。ニケが教えてくれたこと

    生きてるって、それだけでキセキみたいなものなのかもしれない。だからこそ、生きているぼくたちは、いつまでも立ち止まってちゃいけないんだ。

    不登校からの復帰
    死を乗り越えた経験

    不登校だったから、見つけた命
    過ごせた時間
    学んだ、命の大切さ
    初めて聞いた、
    母親の猫との思い出
    父親の、思春期、自分のことだけを考えて、彼女を蔑ろにしてしまった過去

    行動からは、何が生まれる

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    投稿日:2021.02.07

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