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デイヴィッド・ピーター・ストロー, 小田理一郎, 中小路佳代子, 井上英之 / 英治出版 (11件のレビュー)
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総合評価:
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sayuri05
このレビューはネタバレを含みます
社会問題や公共部門の施策の失敗などについて、善意はあるのになぜ問題は解決されないのだろう?と言う俯瞰的な視点で問題が引き起こされ解決策が機能しない構造を捉える方法を提示する本。 現状と問題が生まれるのはシステムによるものであるとし、システムの利害関係者の関わりによって問題を解決しようとする。問題は同じ次元のアプローチでは解決されない。
投稿日:2023.05.27
Akiyoshi MIKI@BizFolio
活動は意図しない結果を必ず伴います。「意図しない」ものにどうやって気づくのか?システム思考はその手助けになる気がしました。実際に手を動かしてループ図を作ってみて何か発見しないと、読んだだけでは決して納…得感は得られない感じです。続きを読む
投稿日:2022.08.16
yai0303
本棚の断捨離で、手放す前に読書メモ。 本書の最後にある「監訳者による解説」には、「著者二人の貢献の中で著名なのは、システム原型のビジネス分野への応用である。システム原型とは、さまざまな分野で共通して…現れることの多い、問題の構造となる基本の型である」とあり、この一文に本書の特徴が現れている。 「共有地の悲劇」に代表される、システム構造の力学あるあるを頭の片隅に持ちつつ、コレクティブ・インパクトを創造するための、具体的なステップが示される。 第一段階:変革の基盤を築く(準備、私達が望むことと、現在地について理解する) 第二段階:今の現実と向き合う(理解と受容、氷山モデルのすべてのレベルで今の現実を明確にする。それぞれの人がその現実を生み出す原因になっていることを受け入れる) 第三段階:乖離を解消する(絞り込み、推進力の相応、矯正、標榜する志に寄与するように、意識的な選択を行う) 第四段階:意識的な選択を行う(コミットメント、レバレッジ性の高い介入策に重点を置き、さらに多くの利害関係者を巻き込み、経験から学習することにより乖離を解消し始める) 上記は、社会変革でなくても、身近な現場の問題解決、業務改革、組織変革であっても有効な手段であろう。変革の種類や規模を問わず、システム思考を要とするコレクティブ・インパクトと呼ばれるアプローチの重要性は高まっている。 本書のなかでも、本文のほか、冒頭の井上英之氏による解説と、後段の監訳者による解説のなかに、コレクティブ・インパクトに関する説明がある。定義は「異なるセクターから集まった重要なプレイヤーたちのグループが、特定の複雑な社会問題の解決のために、共通のアジェンダに対して行うコミットメントである」という。成功要因は、「システム全体から関係者を招集し相互の補強しあう活動を理解する」「共通のアジェンダを構築する」「共通の測定手法を採用する」「継続的なコミュニケーションを図る」の四点。 どの変革に携わる人にも、コレクティブ・インパクトの実現を設計するための良書となっている。続きを読む
投稿日:2021.09.24
福岡女子大学イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム
複雑な問題を解決したいのであれば、まずは自分たちの問題へのかかわり方を認識することの必要性を問う「コレクティブ・インパクト」の実践書です。
投稿日:2021.05.28
クトーエタ
自分の知りたい情報ではなかったことで星3だが、知りたい人にとってはとても丁寧にシステム思考の具体的な使い方を具体事例を交えて記載されていた。
投稿日:2021.03.02
Ashurung
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2XCGETF8729H7
投稿日:2020.09.13
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