【感想】大乗経典の誕生 ──仏伝の再解釈でよみがえるブッダ

平岡聡 / 筑摩選書
(2件のレビュー)

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  • bookrecording

    bookrecording

    趣旨:大乗経典創作の"ネタ"(着想/記述の大枠)は「仏伝だ!!
    →大乗経典は、ブッダ滅後300年以上経過してから、仏伝に準拠して作られたのではないか(例:法華経)


    ブッダ「が」語る言葉を伝承する系統→伝統仏教
    ブッダ「を」語る言葉を伝承する系統→大乗仏教
    └ジャータカ(本生譚)
    └アヴァダーナ(業報譬喩物語)
    └その他


    仏滅→根本分裂〈上座部・大衆部〉→枝末分裂〈二十部派〉


    歴史「を」作ったブッダ
    歴史「が」作ったブッダ=仏伝 ※歴史=部派

    ・大乗経典成立にかかわる要素
    「口伝」から「書写」への移行
    正法滅尽への危機意識(cf.日本における「末法元年」は1052年)
    続きを読む

    投稿日:2017.09.06

  • 人生≒本×Snow Man

    人生≒本×Snow Man

    固有名詞と一般名詞の仏陀と菩薩。個人崇拝と宗教の普遍化。仏伝の再解釈というメインのモチーフは、深くは肯定できない。そこまでの説得力は本書にはない。しかし、大乗仏教の成立の起源に迫ろうとする問題意識は大変に興味深い。あとがきは興醒め。続きを読む

    投稿日:2016.06.16

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