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本川達雄 / 中公新書 (31件のレビュー)
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ottersho
地球上の生物のなかでも、特に無脊椎動物について、その生態を詳細に解説している。 内容はとても興味深いのだが、見慣れない単語ばかりなので、その都度思考が停止してしまった。 「刺胞」「原腸胚」「穿孔性」「…渦鞭毛藻」「管足」「飛翔筋」「背縦走筋」「無翅類」「外套膜」……など他にの多数の専門用語。 字面から意味を想像して、なんとか読み進めた。続きを読む
投稿日:2024.04.26
katak-ai
サンゴ礁 全海洋面積の0.2%に海水魚類の1/3、全海洋生物の1/4がいる 生物生産性100倍 熱帯、浅い、岩場 =安定した環境 石灰岩のサンゴの中で褐虫藻が光合成し、CO2や排泄物の窒素、リ…ン酸を受取る 粘液が体を覆う バクテリアが食べ、食物連鎖 温暖化により褐虫藻の活性酸素が増え、藻が減り、サンゴが白化=死滅 昆虫 動物の7割、生物の5割、個体数も一番多い クチクラ(=キューティクル) 表皮細胞から生成された三層構造の薄くて硬い死んだ膜 べニヤ板構造+キノン硬貨(キノンによる架橋)=タンニング 黒いほど硬い 関節部はキノン硬化が少なくなっていて曲がりやすいが一体 羽 トンボなど 古い昆虫は 直接筋肉で羽ばたくので30Hzほど ハチ、蚊などは 筋肉バネで張られたクチクラ共鳴箱が最大1000Hzで振動する 気管 拡散で 酸素を(哺乳類の血液より)早く筋肉に送り込むシステム 毛細器官の直径0.2μ 酸素分子の平均自由工程の2倍、酸素は通るが水は通らない 乾燥した陸上で活発に活動できる小さな生物は昆虫のみ 小さいと多くなれる 被子植物と共生 レジリン ノミのバネ力 強弾性タンパク質 弾性エネルギーの97%が位置エネルギーに変換 ためたバネ力を一気に解除して身長の200倍飛びあがる 完全変態 昆虫の83% 生物で最も多い種 幼虫はたくさんある葉を長い時間をかけて食べる 花と蝶の命は短い 棘皮動物 ヒトデ 良く動く動物は 一方向にに配慮した細長く左右対称形状 動かない生物は 環境に均等に向き合う放射形状 5角形は水流の陰になる腕が少ない、3は陰にならないが腕の数が少ない 花びらは5枚が多い 滑走路としての花びらは1本あたり2方向に使えるが、偶数では半分無駄になる 3では少なすぎるから5になる 多すぎると線が見えにくくなる ユリは6に見えるが実は3枚は萼 骨片が筋肉でつながった骨格 穴だらけ ステレオム構造 内骨格 割れにくい 壊れにくい 直す機構を含む キャッチ結合組織(皮膚や靱帯相当)が硬さ調整 筋肉の1/10のエネルギーで維持 柔らかくなるには10倍のエネルギー続きを読む
投稿日:2021.10.26
はぐらカチン
ものすごく勉強になりました。 勉強というほど硬くなく、楽しく一気に読めちゃう感じで、親しみながら学べた本でした。 初めて知る事がほとんどで、私のような基礎のキも身に付けていない身からすると、新発見の連…続で驚き続け読み終わりました。続きを読む
投稿日:2021.10.10
hito-koto
本川達雄先生、「ゾウの時間 ネズミの時間」は面白くて、かつとても啓蒙された本でした。「ウニはすごい バッタもすごい」(2017.2)もすごい本です。専門的でありながら、ぐいぐい引き付けられます。動物の…種は約130万種、脊椎動物は6万種で、大半の動物は無脊椎動物。動物はその体の構造(デザイン)によって34の門に分類されるそうです。この本は、その34の門のうち、刺胞動物(サンゴなど)、節足動物(昆虫、甲殻類など)、軟体動物(貝など)、棘皮動物(ヒトデ、ナマコなど)、脊索動物(ホヤなど)の5つの門について、書かれています。なお、脊索動物門の中の一群が脊椎動物だそうです。節足動物門ひとつをとってみてもすごいですね。三葉虫、エビ・カニ、昆虫、ムカデ・ヤスデ、カブトガニ・クモ・サソリなど。昆虫の体、すごいです。その骨格・関節、飛翔力と跳躍力、気管、体のサイズ、花を咲かせる植物との共生、脱皮・変態(幼虫、成虫、二つの時代の使い分け)などなど。続きを読む
投稿日:2020.08.18
zhongxia
「昆虫はすごい」「植物はすごい」 「すごい」シリーズ? でも今回のは難しい内容だった。あとがきを見ると東工大の講義内容とある。道理で…
投稿日:2020.08.07
mickeymeguj
空を飛ぶ動物といえば鳥と昆虫。 鳥は骨が体内にあり、骨が支えている筋肉を動かすことで羽ばたく。からだを飛ばすためにはたくさんの酸素が必要なので、肺呼吸で取り入れた酸素を血液にのせてからだの隅々まで行き…渡らせる。一方、昆虫の体内には骨がない。かわりにキチン質の硬い皮で体を覆い、素早く羽ばたくのに筋肉とクチクラを組み合わせたバネ振り子を使う。昆虫も飛ぶために酸素を必要とするが、肺をもたない。では、どのようにして酸素をからだにとりこんでいるのだろうか――。 同じ飛ぶ動物でも体のつくりがまるで違う。 本書は、刺胞動物、節足動物、軟体動物、棘皮動物、脊索動物の五つのグループを取り上げ、それぞれに異なる体のつくりを持ち、それぞれに繁栄しているその多彩な世界を紹介する。続きを読む
投稿日:2019.09.01
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