【感想】ワールド・カフェをやろう 新版 会話がつながり、世界がつながる

香取一昭, 大川恒 / 日本経済新聞出版
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 喜餅/Kimochi

    喜餅/Kimochi

    【概略】
     「オープンな会話から様々な創造性に富んだアイデアが生み出される」ことに気づいたワールド・カフェの誕生秘話から実際の運用方法、運用の際に注意する(段取りといった形式的なものから、おもてなしといった精神的なものまで)点、実用例などなど、この一冊でワールド・カフェの全てが網羅された一冊。

    2020年07月30日 読了
    【書評】
     「ワールド・カフェ」という言葉をはじめて耳にしたのは2018年トーストマスターズクラブ全国大会だったと思う。最初の印象は「一体、何をするのだろう?」というものだったなぁ。今回、やはり同じくトーストマスターズクラブの日本支部が主催したワールド・カフェでファシリテーターというお役目を頂戴したことから、あらためてワールド・カフェについて勉強をしようということで手に取ってみた。
     「対話」と「問い」というものの重要性、そして「リラックス」「オープン」という環境・要素の重要性が、キーになるのだねぇ。「ワールド・カフェ」という名前・枠組みはなかったかも知れないけど、たとえばフランス革命の前にあった「サロン」という概念や、トキワ荘に集まる若手漫画家、できる社長さんや腕の良い営業なども可能な限りランチを独りではなく誰かととり、会話をする、といったあたりなどは、このワールド・カフェが内包する要素と共通するもの、多いのではと、本書を読み、さらには実際に経験して、感じた次第。
     意見の優劣ではなく、相手の意見を否定せず、自分の意見を伝えつつ新しいアイデアの誕生の瞬間を共有するという点、醍醐味だよね。そして、参加者全員がファシリテーターの能力を磨くことができるという、素敵な時間。・・・と、本書の話よりもワールド・カフェそのものの話ばかりしてしまっている(笑)
     自分が本書で痛切に感じたのは、「ネガティブな問い」ではなく「ポジティブな問い」を心がけること、だなぁ。脳内でネガティブな問いが発生してしまっても、口から発せられる時にはポジティブな問いに変換できるよう、そんな相手への配慮、その場の空気を和らげる、そんな能力を育みたい。
     少し脱線するけれど、本書にはやはりトーストマスターで、スピーカーとしてもセミナー・ワークショップ講師としても尊敬の対象である大嶋友秀さんが登場していた!同じトーストマスターがこうして登場していること、本当に胸アツというか、誇りに思う。大嶋さんが関与しているファシリテーター協会への興味も、ますます up ってもんだ。
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    投稿日:2020.08.15

  • 仲嶺真

    仲嶺真


    近々,恋愛カフェを開催したいと思っています。「恋愛」について様々な立場の人がざっくばらんに話し合う,そういうイベントです。ただ,どのように開催すればいいかわからないので,参考になりそうな本を探していたところ見つけたのが本書です。
    
    本書はワールド・カフェのマニュアルであり,これ一冊と頭を悩ます時間,実行する勇気さえあればワールド・カフェが開催できます。事例も豊富に載せられているため,自分の開催したいカフェと近い取り組みを臨場感を持って擬似体験できます。
    
    著者らは本書以外にも本をいくつか出しているので,それらも参考にすれば事前勉強はよりバッチリになると思います。
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    投稿日:2019.07.28

  • のっぴ

    のっぴ

    リラックスしたカフェのような雰囲気の中で、少人数の会話を行うことにより、集まった人といっしょになって一つのテーマのついて考えるワールドカフェ。そのワールドカフェのはじめかたを解説した図書。大変わかりやすかった。ワールドカフェで行う「問い」が非常に大事と知った。よい問いを作りたい。続きを読む

    投稿日:2019.06.26

  • nobuimamura

    nobuimamura

    私どもの職場ではワールド・カフェがよく開かれる。旅人のようにテーブルを移動するスタイルは他のグループワークにはない体験であり当初は新鮮であったが、他のグループワークとの違いも理解できぬまま日時だけが過ぎていった。そんな中である雑誌の書評で紹介されていたのが本書である。本書を読むことで、ワールドカフェの歴史と意味や意義が理解できた。そして、その会話で重要なのが、私が今一番興味を持っている「ダイアログ」である。そのことも共感とともに理解が進んだ。いくつかの事例が紹介されており、読み進めているうちに私共が行っていた「ちえのわ」の紹介がされており、情けないことに本書でその意義が再確認できたのが、一番の本書の収穫であった。続きを読む

    投稿日:2017.09.08

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