【感想】魔女と魔術師

ルーシー・キャベンディッシュ, 住友玲子 / アールズ出版
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mizino

    mizino

    魔術(伝統的な信仰)とキリスト教の関係性を軸に、ブリテン伝道時代から現代の魔術復興までをたどる本。歴史的資料に基づいて書かれており、単純な宗教・思想の対立構造としてではなく、当時の環境的・社会的な背景を検証した内容となっている。章末にワークは記載されているが、各章の内容に沿ったものになっていて、スピリチュアル的思想に興味がなくても、純粋に魔術の歴史として読むことができる。ファンタジー作品の背後にある歴史を知るにも程良い内容だと思う。続きを読む

    投稿日:2021.08.31

  • アヴェマリア

    アヴェマリア

    ・「バード」とは、伝統の継承者や詩人、音楽家、歴史家など主に芸術に秀でた人物のこと。「オベイト」とは、預言者や占い師、哲学者、ナチュラリストなど。「ドルイド」とは、儀式を行う者やカウンセラー、現実世界と異次元を自由に行き来するシャーマンなどを指す。

    ・1542年にイギリス政府は魔術を行う者に、”重罪として死刑を課し、家財を含むすべての所有物を没収する”という法律(ウィッチクラフト法)を施行しました。ここで注目したいのは、政府は彼らの命だけを奪ったのではないということです。すべての財産を奪い取り、残された子どもたちや家族、子孫にまで苦悩を強いたのです。そして取り上げられた所有物は政府、あるいは王の財産として扱われました。
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    投稿日:2021.02.19

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