【感想】禅とジブリ

鈴木敏夫 / 淡交社
(32件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
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ブクログレビュー

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  • キミ

    キミ

    禅について色々本を読んでいる中で見つけた本。とっつきやすいジブリ作品とジブリにまつわる人を通して、禅の思想を理解する助けになった。

    投稿日:2024.01.27

  • えりり

    えりり

    自分が今1番求めてる言葉が詰まった本だった。ずっと未来に向けてわけわからない悩みを抱えてたけど、ここいらで、『今を生きる』をやってみよう。

    投稿日:2024.01.17

  • A31963

    A31963

    昨年父を亡くし、人生観が変わった
    いつ人は死ぬのかわからず、
    そしてそれは誰しも避けられない不変の真実であると
    改めて思い知らされました

    それからというもの、
    人生観や死生観などに関しての書物を
    んで読むようになりました

    ジブリ作品が好きなこともあり、
    本作を知って即購入しました

    自己啓発本には、この限りある人生を
    いかに有意義に、健康的に、効率的に、豊かに、
    なるためのメソッドがたくさん書かれていますが
    ありのままを受け入れる、自分の弱いところを
    認めて、まあそんなもんかと肩肘張らず
    欲張らず、ただ毎日を一生懸命生きる
    そうゆうことなのかなと、私はそう感じました
    続きを読む

    投稿日:2024.01.14

  • Ryo Watanabe

    Ryo Watanabe

    スタジオジブリ鈴木プロデューサー と 各お寺の住職さんの対談をまとめた本。

    実は、、禅の考えは、ジブリ映画の中にも組み込まれている。
    ジブリの名場面を具体例として、禅を学べる良書。

    ◆「今」を生き
    過去や未来に捉われることの最大の問題は、今この瞬間に集中できないこと。もっと「今」に集中する!
    目指すべき悟りは「赤子」。
    赤ちゃんは 過去も未来を考えず今を生きている。

    一日暮らし
    どんな辛いこともその日1日だと思えれば耐えられるし、どんな楽しいこともその日1日だと思えば浮かれることはない
    タイの少女。幕末明治の日本。現代のブータン。

    ◆「わからぬ」強さ 優しさ
    もののけ姫 アシタカとモロの問答
    「分からぬ。だが共に生きることはできる。」

    学問のように、合理的に明確な答えを与えることはできない。逆に答えがあることによって苦しくなる側面がある。
    答えが分からないことが宗教の優しさ。

    ジブリ作品は「何が起こるか分からない。それでも行く」ああ人生そのものだなと。

    ◆坐禅は「ゴミ捨て場」 何かを得るのではなく、自分にベクトルを向け、整理整頓する時間。

    「魔女の宅急便」はキキとジジの対話の映画。
    つまり、自分との対話の映画。
    自己を確立していないキャラが自分になる。その思春期のプロセスを映画にしたもの。

    自分が自分になれば、もうジジは話さなくなる。
    心が傷ついて当たり前にできていたことができなくなる。 無心になった瞬間、またそれができるようになる。 風邪を引いて寝込む、あの自分にベクトルが向いている座禅のような時間があったからこそ。

    ◆現代は禅的?
    物がみんなに行き渡ったら、欲望の対象が物から時間の消費に変わる。
    今の若い人は物への執着が薄くなり、高級車よりポケモンGOに魅力を感じる。

    ◆オリジナル 個性
    「個性」は不要。
    真似は当たり前。 「俺が分からないように真似ろ」「作るということは、誰かからバトンをもらうんだ」

    ◆無敵の戦法 受け身
    幸せ の語源は「仕合せ」
    相手がこうしたから、自分はこう仕合せる。 それがうやく仕合せられたら、幸せなのだから、完全に受け身。うまく受け身できることが日本人にとっての幸せだった。
    ※ 最近は受け身という考え方はあまり受けがよくない。目標を立てて自ら努力、達成しようという世の中。
    その考え方では幸せになりようがない という気がする

    荘子は「これが自分だ、と思ったものを何度も脱ぎ捨てなさい」と説く。
    冒頭がすごい。。 魚の卵 ⇨ 鯤という巨大な魚 ⇨ 鵬(おおとり)になって空へ飛んでいく。まるでジブリ映画。

    「自分とは、これだ」と思ったときから苦しみは始まる。
    だから、「まだ途中なんじゃないかな」と問いかける。
    自分を捨てる というと難しそうなので、違う自分がいる くらいに思う。



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    投稿日:2024.01.13

  • Kaoru

    Kaoru

    好きと好きの組み合わせ。
    最高!
    手元に置いて何回か読み直したくなる本。
    ジブリのシーンに禅のマインドがどう反映されているのか読み解ける。
    対談形式なので禅の考えにも割とわかりやすく触れることができる
    余談ですが、対談に参加している龍雲寺の細川住職の座禅会に5年前?くらいに私が参加したことがあることが判明。
    肩をバッシーーン叩いていただいた記憶あり。
    最近本で過去の出来事の伏線回収が多い。
    そんな時期なのかしら。
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    投稿日:2023.09.06

  • きのこ

    きのこ

    3回読み直した本
    君たちはどう生きるかの公開に合わせて読み直した。
    勉強に人間関係に、そして時代に、自分の人生は多くの坂や濁流によって真っ直ぐ進めないそんな時に一度立ち止まって今自分はどうすべきか、どう生きていくべきなのかを改めて考えさせてくれる本。
    生まれた時から見ていたジブリの総合プロデューサーの鈴木敏夫さんと禅宗の和尚さん達の会話が収録されている。
    それぞれの方々からの発言から学べること感じることは読む時々の自分によって毎回変わる。
    読み終わった後、最も自分の心にポッと残っているその言葉が今の自分に1番必要な言葉なのかもしれない。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.18

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