【感想】君の嘘と、やさしい死神

青谷真未, Ajimita / ポプラ文庫ピュアフル
(20件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
7
5
1
0

ブクログレビュー

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  • うたえなが

    うたえなが

    結構好きなジャンルの物語だった。どうして落語に佃祭を選んだのかという理由を最後に知ってすごく感動した。

    投稿日:2024.01.16

  • ちぐさ

    ちぐさ

    「世界の中心で愛を叫ぶ」や「君の膵臓をたべたい」と似たかんじの物語。

    展開はある程度予想できるのだけど、それでも「予想通りにいかないで」と祈るように読んでしまいました。
    主人公2人の不器用でひたむきな真っ直ぐさとか、物語全体の透明感とか、全体的に切なかったです。続きを読む

    投稿日:2023.12.30

  • いつもあなたのそばに文学を

    いつもあなたのそばに文学を

    切なくて,透明で,胸がきゅっとなる話。
    青谷真未さんの小説の言葉の透明感が好きで,特にこの話の言葉の使い方が大好きです!ピアニストの指使いのようにすらすらと導かれているみたいに言葉が頭に入ってくるのが,魅力的です。
    自分を持つこと,わがままを許してあげることが,一生に一度しかない自分の人生を楽にしてあげるために必要なことなのかもしれないなと思いました。人生は案外短い。他者や過去に縛られてばかりだと,自分の人生は見えなくなってしまう。他者や過去に流されてばかりになるのではなくて,自分がしたいこととしっかりと向き合ってみることが必要なんだろうなと感じました。
    記録には残らない今を自分なりでいい,まっすぐに生きてみたいと感じさせてくれた一冊でした。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.03

  • り

    タイトルと表紙に惹かれて買ったけど、読んで良かったと思える作品。展開は予想できてはいたけど進み方が綺麗で終わった後はしばらく余韻に浸っちゃった。

    投稿日:2023.10.01

  • はまち(how_mati)

    はまち(how_mati)

    旬の食材が有るように、旬の読書も存在する。 優柔不断だが優しい主人公。そんな主人公の欠点を補うような即断即決の美人の異性。この時点で布陣は完璧。 エンタメを接種してきた人間なら読んで数ページで展開、結末は読めてしまう。それでも良い。そういう読書があっても良い。 うだるような暑さ、思春期特有の先の知れない不安感。それらを吹き飛ばす、二人の恋の行方がきになる冒険感。甘酸っぱい青春。 こういうのでいい。こういうのが良いんだ。続きを読む

    投稿日:2022.08.20

  • raindrops

    raindrops

    「次郎兵衛さん、死んじゃ嫌だ、返しておくれ、返して、嫌だ、あたいは嫌だ」
    落語なのに泣かせるという志ん生の佃祭のフレーズ。読んでるだけでジンとした。一回聞いてみたいと思わせられた。

    でもこのフレーズが後に意味を持つとは思わなかったけれど。 

    ヒロイン玲のパワーと明るさが余計に辛さを増した本でした。

    続きを読む

    投稿日:2022.06.15

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