【感想】水戸黄門 天下の副編集長

月村了衛 / 徳間文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • じゅう

    じゅう

    「月村了衛」の長篇時代小説『水戸黄門 天下の副編集長』を読みました。

    「池波正太郎」、「木村忠啓」の作品に続き時代小説です。

    -----story-------------
    天下の副将軍「水戸光圀」一行が難航する大日本史の原稿取りに全国行脚。
    謎のくノ一集団との忍法合戦ありの時代娯楽小説決定版!

    『国史』が成らねば水戸藩は天下の笑いもの。
    一向に進まない編纂作業に業を煮やした前水戸藩主「徳川光圀公(実在)」は、書物問屋の隠居に身をやつし、遅筆揃いの不届き執筆者どものもとへ原稿催促の旅に出た。
    お供は水戸彰考館の「覚さん(実在)」、「介さん(実在)」をはじめ、「鬼机(デスク)」のお吟など名編修者たち。
    まずは下田を訪れた御老公一行は、なにやら不可解な陰謀にぶち当たる!
    -----------------------

    天下の副将軍ならぬ天下の副編集長「水戸黄門(水戸光圀)」と、テレビドラマでもお馴染みの「覚さん」、「介さん」御一行の活躍を描いた痛快時代エンターテインメント作品… 2016年(平成28年)に刊行された作品です。

     ■水戸黄門 天下の副編集長
     ■水戸黄門 謎の乙姫御殿
     ■水戸黄門 艶姿女編修揃踏
     ■水戸黄門 日本晴れ恋の旅立ち
     ■解説 谷津矢車

    時代物のパロディ… ですね、、、

    遅々として進まぬ『国史』(『大日本史』)の編纂に業を煮やした「水戸光圀」は、「覚さん」、「介さん」、さらには机(デスク)の「お吟」と呼ばれる鬼編修者とともに、原稿督促の旅に出る… 正に天下の副将軍ならぬ天下の副編集長という設定で、原稿督促に赴く先々で、執筆者を缶詰めにしたり、『国史』をパクって正史を捏造したりする剣呑な連中の悪事を暴き、世直しをしながら、『国史』の編集を進めていくという展開。

    危機一髪の時に現れる謎の風車の使い手の助けや、「真田家」の末裔「真田月読姫」と「月読姫」を護る忍びの女衆「柘榴」、「水仙」、「譲葉」、「合歓」との対決等、見どころはあるものの… あまり笑えませんでしたね、、、

    微笑… 苦笑… くらいかな、ちょっと物足りなかったですね。
    続きを読む

    投稿日:2023.05.02

  • meirin213

    meirin213

    月村了衛『水戸黄門 天下の副編集長』読了。ドラマ「半沢直樹」がサラリーマン水戸黄門などと話題ですが、こちらは水戸黄門が国史編纂に着手した史実に準拠しつつ、水戸黄門が編集者として原稿を取りに全国行脚するわ忍者衆の忍術合戦が繰り広げられるわで月村御大が遊びに遊んだ一冊。おもしろくないわけではないけれど…続きを読む

    投稿日:2020.09.22

  • はるぽんぽん

    はるぽんぽん

    あのテレビの水戸黄門を見て知っているなら、抱腹絶倒まちがいなしです。
    特に何も考えずに読んでも、かなりおもしろいです。
    例のドラマを知っていれば、数々のオマージュと作者さんのドラマ愛(?)になおいっそう笑わせてもらえます。続きを読む

    投稿日:2019.11.11

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