【感想】糸永くんの恋の糸【電子限定おまけ付き】

このレビューはネタバレを含みます

▼あらすじ
糸永は、大学で昔自分をいじめていた真田と再会する。
自分をいじめたことを覚えていない真田と親しくなる糸永。
実は糸永は真田を好きで……。

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ストーリーの完全度：普通
トーン：せつない・シリアス(中)
エロ度：普通
萌え度：なし
総合評価：★2.5

初読みの作家さんでした。ち●ちるのレビュー数が多かったので期待して読んだのですが、すみません…自分には合わない作品でした…(-_-;)
あらすじをちゃんと読まずに買った自分も悪いのですが、攻めが過去に受けの事をいじめていた(しかも主犯格)と知ってめちゃくちゃ萎えてしまい、途中で読むのをやめようか本気で迷いました。

ていうか、攻めの気持ちも受けの気持ちも最後まで全く理解出来なかったし、攻めに至っては好感の「こ」の字すら持てなかった。
過去にいじめていたのは百歩…いや、千歩譲って許せるとしても、いじめた事を謝らないまま恋人関係になるのはマジで許せなかった。しかも結局、最後の最後までいじめた事に対する謝罪なかったし。
再会後、平気な顔して受けに近付くのもサイコパスみたいで怖かったし、告白してから付き合う流れも強引で何かもう全てが自分勝手で申し訳ないんだけど本当に無理って感じだった。
これでちゃんと納得のいく謝罪があればまだ良かったんですがね…。
いくら受けが憎んでなかったとしても、過去に相手を傷付けて転校までさせた以上、そこはなあなあにしないできっちり謝って精算してほしかったです…。

受けはBL作品ではなかなかお目にかかれない糸目キャラで新鮮だったんですけど、この攻めのどこかに惹かれたのかイマイチ理解出来なかったし、いじめられても尚、自分が悪いと思い込むその思考の「クセ」も理解出来なかった…。
絵柄は緒●千世先生みたいな雰囲気で割と好みでしたし、エロも単体で見ればまぁまぁ良かったんですが、攻めのせいでストーリーが全く心に響かなかったので低めの評価です。残念ながらもう読み返す事はないと思います。

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糸目顔の受けは、攻めのせいでいじめられていた過去がある。大学で再会し、攻めは過去について無かったことのように受けにアプローチしてきて、付き合うことになるんだけど、読んでる立場としてはどんなどんでん返しがくるのかワクワク半分、いじめた攻めになんのお咎めもなくサクサク進むのでイライラ半分…。いや、そこが作者の意図してるとこだろうから面白かったですけどね！

地味受け大好物。

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