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カレー沢薫 / マガジンハウス (14件のレビュー)
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湖永
やらない理由の目次だけ見ても、おお〜っと共感するものがある。 すべてのことにやらない理由があるってのもなるほどなぁと…。 あなたがやるべきことは反省ではなく、自己肯定である。 ここまで言ってくれると…そうなんだよ、仕方ないんだよ…ともはや自分の駄目さを認めている。 つまり自分に甘くて弱い人間で、努力もしない私はクソ野郎であるって思う。 01 痩せたいが、食べるのを我慢するのは嫌 これは私の場合、もはや痩せる努力を放棄した。 身内に太ったやんって言われたら、少しだけ我慢するかも知れないが… 04 彼の家に遊びに行くのはいいが、自分の家に来られるのは嫌 彼に限らず、人を家に呼びたくないのは何故か?と考える。 かつてはマンション住まいで、ご近所さんやママ友達とお茶していたが、一軒家になりフルタイムで働き出してからは、誰も呼ぶこともなく来なくなった。とにかく忙しいから…なのか。 仕事が変わって時間に余裕ができた今でも全く誰も呼ぶこともなく、来て欲しくないとさえ思っているのに気づいた。 行くのはいいのだが。 人の家に行くのは好きなのに…だ。 よく考えると、まめに掃除しなくなったのもあるが、こんな趣味してるんだと勝手に想像されるのがイヤなのかもしれない。 特に変だと自分では感じていないが… 見せたくない、見られたくない…。 ここでのことを一部抜粋すると これは結婚しても同じことであり、夫婦だからといって、相手のことを全て理解し、理解してもらおうというのは傲慢だ。もちろん、借金がある、隠し子がいるなど、物理的情報は共有した方が良いと思うが、特に性癖に関してだけは知ったところでどうにもならない。「借金は返せる」「隠し子は法廷で決着がつく」だが「性癖は治らない」のだ。絆創膏の下には、決して治ることがない傷があるのだ。だったら貼ったままにしておいてあげるのが愛情である。 自分の領域に入って趣味に触れてほしくないと思っている私もイヤな奴だろうなと思う。 32項目、いろんな嫌がある。 だけど理由があるわけで、勝手だが人それぞれだ。 頷けることも多かった。 ここまで理由があると凄い!と思ってしまうが…。 続きを読む
投稿日:2023.12.11
syubent
人間として惰性になってしまう事でもそれでいいのだ!と読んで納得する言葉が書いており、またそれはだめだ!と喝を入れてくれる言葉もあり、人間としての軸をまっすぐにしてくれる本です。
投稿日:2023.11.11
ミイ
目次を見ただけでちょっと笑う。心が元気なときはフンフンと楽しく読みながして、心が元気でないときは全面肯定するとよさそう。 ダメで自己チューな自分を責めない(むしろ肯定する)ってのは、ある程度大事かも。…ある程度。続きを読む
投稿日:2023.06.04
ひろ
タイトル通り、やらない理由をひたすら肯定してくれる、むしろやる側を非難までする勢いである。しかもその言葉には一理も二里もあるし共感できるしすごく自己肯定にはつながってさらには面白かった。1つ、痩せたい…テーマが複数あるのだが、痩せた先にはなにがあるのかというと何もないのだ。ダイエットに成功した自分に希望をもちすぎでむしろ成功したらその希望も打ち砕かれる。ならダイエットは成功しない方が希望がありまだましなのだそうだ。これをすべて実践したらと思うと人生どうなるか笑。改めて書くが面白かった。続きを読む
投稿日:2023.05.05
nonchan53
できない自分を肯定してくれる、ありがたい本。 様々なジレンマについて語ってくれてる。 適当なことを言い散らかしてるように見えて、名言が多い。 「会社で承認欲求を満たそうという行為自体ハイリスク」という…のに目を覚まされた気分。 人生の選択肢はそのほとんとが「一番マシなものを選ぶ」作業。 節約の時は節約、消費の時は消費のことしか考えない。「楽しみの最中に明日のことを考えるのは愚の骨頂である。」 パートナーとは趣味よりも距離感覚が一致した方がいい、というのに何度も頷いた。 「お金さえあれば」はお金があれば本当に色々解決するが、「時間さえあれば」と言ってる人に時間を与えても何も解決しない、というのに納得。 「加齢の恐ろしさは肉体の衰えではない。肉体の衰えに心が折れることだ。」は覚えておきたい。 「やらかした」ことは全て肯定、「やらなかったこと」も全て英断、と言ってくれる著者に励まされ、ポジティブな気持ちになれた。 「無駄で無根拠なポジティブシンキングは心を疲弊させるだけだが、逆に根拠さえあればなんでもポジティブに捉えてよいのだ。根拠がないなら自分で作っていけば良い。」続きを読む
投稿日:2021.09.16
みたろ
やらなければいけないことをできなかったと落ち込んでいる人に、ぜひ読んで欲しい本。毒舌で自己嫌悪ぶった切ってくれるそんなエッセイです。
投稿日:2021.06.08
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