【感想】自分の中に毒を持て<新装版>

岡本太郎 / 青春文庫
(341件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
117
126
59
9
2

ブクログレビュー

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  • tsumugu

    tsumugu

    人生は選択肢の連続。
    安全な道をとるか、危険な道をとるか。
    岡本太郎さんは危険な道を選択してきた生き方だった。
    楽な方の道に行くのは簡単だけど、失敗はしないので成長しないし、達成感も少ない。危険な方に行くのは困難だけど、たくさん失敗し、そこから学んで成長し、以前より強くなったと実感し、達成感も得られる。結果的に危険な道の方が充実した人生が歩めるのかなと思った。
    だが実際は、楽な方ばかり選んでしまう。
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    投稿日:2024.05.06

  • 560kinako

    560kinako

    このレビューはネタバレを含みます

    芸術と言っても、何も絵を描いたり、楽器を奏でたり、文章をひねくったりすることではない。そんなことはまったくしなくても、素っ裸で、豊かに、無条件に生きること。 失った人間の原点をとりもどし、強烈に、ふくらんで生きている人間が芸術家なのだ。
    あるとき、パッと目の前がひらけた。 ……そうだ。おれは神聖な火炎を大事にして、まもろうとしている。大事にするから、弱くなってしまうのだ。己自身と闘え。自分自身を突きとばせばいいのだ。炎はその瞬間に燃えあがり、あとは無。──爆発するんだ。
    人間の生命、生きるという営みは本来、無条件、無目的であるはずだ。何のためこの世に来たのか。そして生きつづけているのか。ほんとうを言えば、誰も知らない。本来、生きること、死ぬことの絶対感があるだけなのだ。

    そういう年季の入った芸や特殊な技ではない、まったく素人、下手なのが平気で作ったものに、「手づくり」のほんとうのよろこび、人間的なふくらみがあるはずだ。 つまり手づくり、手で作るというのは、実は手先ではなく、心で作るのだ。生活の中で、自分で情熱をそこにつぎ込んで、ものを作る。楽しみ、解放感、そして何か冒険、つまり、うまくいかないのではないか、失敗するかもしれない、等々いささかの不安をのり越えながら作る。そこに生きている夢、生活感のドラマがこめられている。心が参加して、なまなましく働いていることが手づくりの本質だと言いたい。
    生身で運命と対決して換気するのが生命力

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    投稿日:2024.04.28

  • 本屋のおっさん

    本屋のおっさん

    氏のキャラクターは、TVなどでは面白いおじさんだった。
    が、破天荒に見えて、実は怜悧な知性に裏打ちされた信念の人だった。
    金言、至言がたくさん。

    投稿日:2024.04.25

  • やーしー

    やーしー

    久々のガッツリ自己啓発。
    転職するため、気持ちを上げようと読んでみました。
    目的にばっちり合った本でした。

    人間として生きるとは、自分を貫く覚悟を決めて、一瞬一瞬に賭けて、闘い続けること。

    投稿日:2024.04.18

  • やまちゃん

    やまちゃん

    このレビューはネタバレを含みます

    いわゆるドーパミン勢ではある。高揚感こそが生きがいという形。
    読書をすることが対話となる点、浮き沈みが激しい(おそらくドーパミンを求める反動だと思う)点も納得。
    現代では、もっとバランスの良い生き方にフォーカスされているが、昔ながらの考え方を学ぶというところではおもしろかった。

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    投稿日:2024.04.05

  • shiho-k

    shiho-k

    読み終わってから気付いたのだが、出版社は青春文庫ということで納得した。青春文庫はどんな本を扱っているのか知らないけれど、本書は若者向けに書かれた本ではないだろうか。
    もちろん大人が読んでも納得の岡本太郎哲学に触れることもできるが、本書を薦めるなら若者にこそ読んでほしいと思う。彼の信念は現代社会にも通ずるものがあるし、今こそ危機意識を持って爆発するべきなのではないかと思う。続きを読む

    投稿日:2024.03.27

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