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林景一 / 悟空出版 (3件のレビュー)
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tatsuyaokamoto
著者は2011年から2016年まで駐英大使を務めた外交官。在任中にイギリスが盛り上がったイギリスのEU離脱の国民投票。当時英国の最前線で成り行きを見ていた観察眼は目を見張る。 非常に面白い視点はイギリ…スの与党保守党を、「介入からの自由」を「保守」するという支点。EU離脱もEUが連邦化するのに拒否を示した表れではないかと解説する。 言われてみると英国は日和見主義/現状維持というかは、自分に不利益なことに対して迎合せずにしたたかに抗する頑固さがあるような気もする。また時流に対する敏捷性もしたたか。例えばロシアのウクライナ侵攻に際し真っ先にウクライナ支援を表明したのは当時のジョンソン首相。EU離脱のマイナス影響を上手に逸らす思惑があったのではないかと思ってしまう。続きを読む
投稿日:2023.03.27
inouenachi
駐英大使によるEU脱退を決意したイギリスをつづる。エビデンスが疑問な記述もあるが、最前線に立つ著者の視点は面白い。イギリスはまだまだ存在感は抜群だろう。
投稿日:2018.01.24
katak-ai
このレビューはネタバレを含みます
「きわめてオープンな金融政策」 雇用優先。 自動車業界に英国資本の会社はなくなった。 中国製の原子炉。通信インフラも中国ファーウェイ。 アメリカに対抗するための中国の窓口。 「強み」 EU離脱しても、国としてのビジネス環境の強み(開放性、労働力、安定した制度、20%の低法人税、法律会計インフラ、英語)と高生活水準から総合評価される。 「3つの格差」 地域格差、産業格差、個人格差 負け組へのフラストレーション感情がEU離脱に向かった。 「米国の変化に伴う日英協調」 国防費GDP2%、政府開発援助GNI比0.7%。 (日本は各1%、0.2%)
投稿日:2017.03.25
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