【感想】封印された 東京の謎

小川裕夫 / 彩図社
(2件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
1
0
0
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • hasse

    hasse

    あとがきに述べられているように、東京の町が大きな転換を迎えるのは、関東大震災、戦後復興、東京オリンピックだった。その時系列(歴史)でまとめられていれば一貫性があり分かりやすかったが、本書はどちらかといえば東京の町(場所)の観点でまとめられている。そのため、やや散発的な、豆知識本になってしまっている。軽い読み物としてはよいのだが。

    メモ
    一章
    ・東京は明治時代になし崩し的に首都になった
    ・東京15区→35区(1932)→23区(1947)
    ・東京都の都は首都の意味ではなく、1943東京府と東京市の合併による新名称(戦争への協力体制を建前とした、事実上の東京市の吸収)
    ・関東大震災の灰塵で現豊洲エリアの埋め立て、深川あたりのかさ増し
    ・東京オリンピック1964を機に分かりやすい町名への統廃合が行われた 神楽坂エリアのように、古い町名が細々と残った例も一部ある
    二章
    ・皇居前公園は、GHQ占領後野外プレイの聖地となり、やがて日本人同士のカップルも使用するように(野外プレイは日本の隠然たる習慣としてあった)
    ・公園は政治集会を開催できるよう明治政府が国民を誘導し、監視するために設けられた(表向きは教育、文化振興などの名目)
    続きを読む

    投稿日:2023.03.01

  • 1213430番目の読書家

    1213430番目の読書家

    この本が永らく積読になっていた理由の一つに、ブクログの評価があまりに低い(というか無視れていた)ため。年末の廃棄本候補として読んだら、非常に面白い。「封印された」といった怪しげな本ではなく、私も初めて知ることも多く勉強になった(これはお散歩の座右本だ)。
     「幻に終わった東京万博計画とは?」「環状第三号線はなぜ存在しないのか?」「社寺経営は大名家のサイドビジネス?」等40のQAになっています。
    お薦めです。
    続きを読む

    投稿日:2020.12.22

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。