【感想】世界に広がる日本の職人 ──アジアでうけるサービス

青山玲二郎 / ちくま新書
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • タマセツ

    タマセツ

    グローバル化であらゆる人々が海外生活・仕事に日本脱出を試み始めている。ここにある「自分の仕事を正当な対価を伴って評価される」で、やはり「やりがい」も生まれ、やがて「生きがい」となることは目み見えている。日本の旧態依然の商習慣が世代と共に変わり始めて当然なのだ。今がチャンスだと思い、若い人、老いた人でも海外での生活を一度経験してみると「自分が変わった」が見えるはずだ。続きを読む

    投稿日:2022.01.08

  • tagutti

    tagutti

    このレビューはネタバレを含みます

    <目次>
    はじめに
    第1章  アジア×日本人~拡散する日本人と浸透するサービス
    第2章  香港×寿司職人~グローバル寿司が胃袋を席捲
    第3章  バンコク×美容師~心を癒す感情労働とおもてなし
    第4章  シンガポール×バーテンダー~酒と文化のミクソロジスト
    第5章  台北×日本語教師~英語万能時代における日本語の可能性
    第6章  仕事×職人~日々の繰り返しが伝統に繋がる瞬間

    <内容>
    なんとも不思議な本。アジア地域で仕事をしている日本人にスポットを当てているが、その切り口が新鮮。寿司職人はわかるが、美容師だろうがバーテンダーだろうが、「職人」にスポットが当たる。「教える」のでなく、「見て感じて覚える」世界。接客業を中心として、日本人はただ寿司を握ったり、髪を切ったりするだけでなく、「接客」の技術が長けている。そこに海外の人々も惹かれている。それをアジア世界に出た職人は感じていて、第6章にあるように「職人」と化している。
    仕事なのだが、国内にいる日本人が忘れているかもしれない「もの」。言葉では伝わりにくい「ニュアンス」。これを踏まえて初めて「おもてなし」になるのかもしれない。

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    投稿日:2017.10.07

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