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桐生操 / アドレナライズ (2件のレビュー)
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み~こ
フランス史上に不名誉この上ない汚名をのこしたイザボー・ド・バヴィエールのお話です。 義弟との不倫やら、自分の贅沢のために市民から金を巻き上げたり、イギリスにフランスを売ったフランス王妃のお話。 うー…ん。 桐生操の本を今まで読んだ中で一番難しかった歴史読本。 なんで彼女なの~? ってかんじ。 こういう人生を送った王妃なら結構いそうな気がするんだけど これといってインパクトがない単なる歴史物って感じ。 桐生さんの作品って過激な内容が多いから、そういうの期待しちゃうとダメね。 結構、読むのに頭使ったわ。 早く読み終わりたくて必死に読んだけど。。。続きを読む
投稿日:2012.11.26
(♡ω♡)
フランスの歴史において、イザボー・ド・バヴィエールほど後世の人々に憎まれた女はいない。 中世の時代、女は絶えず娼婦と処女のあいだを揺れ動いていた。すなわちキリスト教独特の神話ーー人類の悪の責任者『イ…ヴ』と、救世主(神の子イエスズ)を生み、イヴが引き起こした混乱の改正者たる『聖母マリア』のあわいである。 救国の英雄・聖処女ジャンヌ・ダルクはこの片方の頂点を体現し、永遠に愛される伝説の乙女となった。 そしてジャンヌが戴冠させ、百年戦争に終止符をうつ勝利王シャルル七世の実母・イザボーこそ義弟と不倫の関係を結び、フランスを悪魔の龍イングランドに売り渡した罪のイヴであった。 イザボーには国是という大義名分も、愛国心という崇高な感情もなかった。ただ己の本能の命ずるままに生き、動物的で原始的な衝動が彼女の一生を支配していた。 そんなあまりに女らしい女。恋と贅沢に身をやつし、狂気に堕ちた夫のため政治の表舞台に押し出され、血みどろの努力を重ねて、やがて諸人に呪われ軽蔑され、歴史に不名誉この上ない汚名を残した哀しくも愛しい道化、希代の悪女イザボー・ド・バヴィエールの物語。続きを読む
投稿日:2012.11.25
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