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荻原浩 / 毎日新聞出版 (79件のレビュー)
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ろーれる
農業など第一次産業が生活の基盤であることも、 それに従事している人が減っていることも知っている。 でも、自らはなかなかそこには飛び込めないんだよな。 フリーのグラフィックデザイナーの恵介が、父が倒れ…たことをきっかけに、やむにやまれず専業農家である実家の苺栽培を手伝うことに。 農家を継ぐ決意があるわけではないが日々生長する苺を放っておけない、という場面、私ならもう枯れてしまっても仕方ないとあきらめると思う。 自分の許容範囲を超えているから。 無理して一人で働く母が心配なのもあるのだろうけど、農家として働く両親を幼少期に見てきて植物に対する愛が心の奥にあったのだろうなと思う。 「たいていの人間は、自然が好きだと言うが、自然は人間なんて嫌いだろう」 この1文が心に残った。続きを読む
投稿日:2024.01.25
honnu
田舎と都会どちらのルーツもある私だからこその読みができたと思う 田舎に悩んでいる人、辛い人に読んで欲しいです
投稿日:2023.10.12
yappinkun
親父が倒れた。あまり興味がない実家の農業。 不平不満だらけの姉3人にかこまれた末っ子の恵介は、親父が退院するまで、実家の農業をなんとかしなければならない。 うまくいってない本業のフリーのグラフィックデ…ザイナーの仕事。田舎暮らしを嫌がる妻との関係。 最後は、さすがの萩原浩ワールドで、暖かでホッコリとしたエンディング、さすがです。続きを読む
投稿日:2023.01.02
takashi515
このレビューはネタバレを含みます
萩原浩にしてはいまいち面白くなかったかも・・・。いちご農家からしてらめっちゃ面白い本なんだろうなっていうくらい農業の記述がマニアック(本業の農家さんからしたら初歩中の初歩なんだろうけど。)だなと思った。
投稿日:2022.06.13
あさがお
なかなか読み進められなくて、二週間ギリギリで読み終えました。いつも読んでる本とは違うたんたんと進むストーリーがなかなか乗れなかったけど、読んでいくと主人公に魅力を感じたり、奥さんの気持ちもわかったり。…。最後まで読んで私の知らない農業の世界を少し知れて、またほっこりして良かったなと思いました。続きを読む
投稿日:2021.04.05
はるちち
読了が爽やかで希望満ち溢れてる最後がいい。 独立して仕事に苦戦しているグラフィックデザイナーの主人公が、倒れた父の代わりにやむなく始めた苺農家。 実際に作り手にならないと分からない事や、体感できない…気持ち。 手探りの中、右も左も分からぬ農業に奔走して本当に大変だったろう。 飛んでいる蜂一つ見ても全てに経費が掛かり、その年の収穫が上手くいかなければ大赤字。 逆立ちしても覆せない天候にも振り回され…農家という生き方は自分の時間を費やしても費やしても、足りないのかもしれない。 地域のやり方に右倣えをやめてデザイナーだからこそ、他所から来たからこそ見つけた新しいやり方。 不安や後悔もある中、ひたむきに前だけみて進んでいく姿は、泥塗れだろうがきっと子供にとっては「格好いい姿」なのでは、ないだろうか。続きを読む
投稿日:2020.10.11
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