【感想】くちづけで世界は変わる

神楽日夏, みなみ遥 / ガッシュ文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
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5
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ブクログレビュー

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  • 榊三日月

    榊三日月

    甘々でラブラブな二組のカップルの話。
    ルルフォイの種族の設定が少し面白かったので星を1個プラス。
    でも、まぁ、それ以外はイチャイチャで普通かな…。

    投稿日:2017.01.27

  • 彩波(いろは)

    彩波(いろは)

    このレビューはネタバレを含みます

    「くちづけで世界は変わる」というのは比喩だと思っていたんですが、本当に世界……というか、自分が変わってしまう種族のお話でした。

     世界が一度滅びてから後のお話で、主人公の「リュイ」は生まれた時には性別を持たず、18歳を過ぎてから、くちづけをした相手が運命の相手ならば、姿形が変わってしまうという「ルルフォイ」という一族の末裔。
     けれど、帝国人に手厚く保護され、帝国人と混血を繰り返すうちに、そのルルフォイとしての特性は徐々に変化し、リュイには生まれたときから「男性」を示すシンボルがあった。
     そんなリュイは己を恥じて、親友であるカイルの後ろに隠れるようにして日々を送っていた。
     そんなカイルがリュイに突然求婚してきて、カイルのことを「親友」だと思っていたリュイは大パニック。
    「カイルなんて大嫌い!」と言って、カイルを振り切ってしまう。
     けれど、貴族同士の結婚で後に引くわけにも行かずに、結婚式は強行されてしまうが、すっかり様子の変わってしまったカイルに戸惑うリュイだが、結婚式の夜にカイルに口付けられると、翌日になると、ルルフォイの本来の姿だという紫の瞳に銀の髪のルルフォイ本来の姿に変わってしまう。
     変わってしまったということはカイルが運命の相手だったということだが……リュイの気持ちは置いてきぼりで……という話でした。

     結局のところ、リュイはカイルのことが好きなんですが、その気持ちをなかなか自覚できなくて、紆余曲折する話です。
     結局、キュンキュンラブなので、そういうのがお好きな方にはオススメします。
     また、もう一作、リュイのおば? おじ? に当たる「キラル」の話が入っていますが、こちらはケンカップルなので、それもそれで萌えると思います。

     一つで二度おいしい異国情緒溢れる話でした。

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    投稿日:2014.06.06

  • pipi

    pipi

    愛したい、愛されたい。けれど―。運命の相手との交わりで発情期を迎え、性別が決まる一族・ルルフォイ。真珠のごとき肌に銀の髪と紫の瞳―発情期に生きた宝石と謳われる美貌に変容する彼らは、貴族の男性に望まれて女性になるのが常。そんな一族の中で、リュリは出生時から男性体。変容が叶わない自分は伴侶と巡り会えないだろうけれど、友がいるから…。そう心を慰めていたリュリだが、親友と信じていたカイルから求婚され…!?淫靡なおとぎ話、二編収録。

    2編からなるファンタジーなお話でございました。
    これって両性具有になるのかしら??

    ①リディウス公爵家・嫡男 カイル X 伯爵家・末っ子 リュリ  
    ②公爵家・次子 子爵&将軍 ガデス X 伯爵家・第三子 キラル 

    ガデスとカイル、キラルとリュリはどちらも叔父・甥?って関係で。
    リュリとキラルはルルフォイという不思議な人種?で、
    性別を持たずに生まれて来て運命の人とキスすることにより
    その次の日から発情して性別が決まるらしい。。。

    リュリもキラルもどちらも相手は同級生なんだけど、
    お互い性格がまったく違うので、どちらのお話も面白かった。
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    投稿日:2013.05.19

  • uskc

    uskc

    特殊設定だけど違和感無く面白かった。
    表紙のカップル+もう1組お話しがあってもう1組のカップルの方が好き。

    投稿日:2011.12.07

  • marimiya

    marimiya

    このレビューはネタバレを含みます

    神楽先生を知る&ハマるキッカケになった作品。
    完全なファンタジーで、すごい設定の話だったけどかわいいお話だった。
    あと女装が無理なく照準装備されてます(笑)
    これ読んだときは知らなかったけど、神楽先生って女装率メチャ高い。

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    投稿日:2011.09.06

  • yukiserigaya

    yukiserigaya

    このレビューはネタバレを含みます

    入荷先:町田市立中央図書館

    神楽の作品を実際に読むのはこれで二度目となる。ハードボイルドのような展開が多い神楽にあって、本書は「淫靡なおとぎ話」と謳っている。
    一読して、「淫靡」というのはオーバーだとしても(どこに淫靡さを読み取ればいいのであろうか)、両性具有とは異なる「後付のジェンダー構築」の暴力性をまざまざと思い知らされる。

    甘ったるいという印象を持つ人もいるであろう。それは否定しないし、むしろその甘さは増幅されていると感じてもおかしくはあるまい(神楽がかんばって甘くした部分にみなみがイラストで止めを刺している)。ただあえて言わせてもらえば、主格カップルの対となって登場する「(攻めの)叔父」を精悍に描くことで、インターセックス(実際には男性器はついているが)の受けを際立たせている印象があることはいただけない。神楽はそのような記述をしていないだけに、みなみが「これはBLのセオリーにあわせなくては」と思ったのであろうか。

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    投稿日:2011.01.01

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