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小熊英二 / 毎日新聞出版 (13件のレビュー)
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koochann
約10年前の時評集、政治学者でなく社会学者の分析がユニークで説得力!。「新しい歴史教科書をつくる会」が広く支持されていったのは、「エピソード混じりで物語として楽しく教えたい」という現場のニーズに合って…いるというのはその通りだと思うのだが・・・。なぜサヨクが心をつかめないのかと繋がる。1955年頃までは保守が護憲、革新が憲法反対・改正の立場だったのが、逆転して現在に至るとの謎解き説明がそうだったのか!と実に興味深い。ラズロ氏の国民と住民と市民の定義が出てくる。市民とは「特定の地域において政治に参加できる者」とは考えさせられる。北方領土が日本に返還された場合のロシア系日本人にどう対応するかを考えているのか!?の指摘には呻るしかない。戦後に理念を象徴する国旗を作っていたら・・・。縄文・弥生人は日本人なのか?。日本人という意識はいつの時代から?沖縄で日本史を学ぶ人の意識・・・。著者の視点は本当に面白い。続きを読む
投稿日:2015.09.15
kohshis
小熊英二氏の時評集。どれも短編なので、読み応えはあまりないが、その分小熊氏のいろんな考察をつまみ食いできると思えばなかなか良い本である。
投稿日:2015.08.22
hiromiyanase
戦後の時代の流れの中で、物事を見る。一過性の熱にうなされるような状況もあるけど、これって大事なことですね。 「つくる会」なんかはちょうどブームが高校生の時。 振り返ればいろいろみえてくるものもあります…。 テーマは多岐に渡っていたので、小熊氏の入門としていいのかな。 別の書も読んでみたくなりました。続きを読む
投稿日:2014.06.10
knoll
大学生が学生運動に傾倒するまでの流れが長年の疑問でした。 この本は、学問気取りの文章ではなく、とてもわかりやすく社会の状況を解説しています。 北方領土問題に関する記述は秀逸です。
投稿日:2013.12.24
vanban
自分とは反対の立場からもちゃんと眺めて冷静に考える平等な物言いが好き。とても勉強になったしおもしろかった。
投稿日:2013.11.22
atsu4ito
戦後日本の社会について論じている一冊。戦後の政党のおおよその理論、社会運動の流れを説明し、現在の社会における事実を取り上げている。 他に北方領土議論に加えるべき視点や、沖縄県民に向けた講壇が載っており…、視野が多少広がった。 21歳学生続きを読む
投稿日:2012.12.14
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