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新川直司 / 月刊少年マガジン (2件のレビュー)
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しょう
アオアシも主人公がSBでゲームメイクを任されるように、興蓮館の藤江梅芽のアラバロールも同じ。 今のサッカー界のトレンドを表してる。 姉妹の物語も魅力的。
投稿日:2020.03.29
clamamus
このレビューはネタバレを含みます
藤江姉妹の複雑な関係にスポットを当てた9巻である。 興蓮館高校を牽引する天才姉妹によって、JKFBインタリーグ決勝戦は押されに押されて、前半半ばにして見事に負け試合の様相を呈している。 ワラビーズの物語は次巻以降に持ち越しとなっているが、敵方にスポットを当てて物語を展開する内容は正統派の手順だろう。 怪我によって司令塔を失いながらも全国制覇を成し遂げた進行の興蓮館の模様と、怪我によって妹への嫉妬を忘れられた姉と、姉の怪我によって比べられることから解放された妹の複雑な心境が端的に描かれた巻だ。 加えて、アラバロールというネット発祥の表現で偽サイドバック戦術を取り上げて、343ベースの可変型でポゼッション・カウンターの両局面をこなす万能型サッカーを展開する興蓮館のサッカー自体もよく描かれた巻だった。 ドラマとサッカー戦術が高いレベルで融合しつつ、試合展開もコンパクトに描かれている。 相変わらずの濃い物語だ。決勝序盤が描かれたまだまだこれからの巻だが、文句なしに星五つで評価したい。
投稿日:2019.09.02
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