【感想】還らずの夏【特典付き】

暮田マキネ / シャルルコミックス
(3件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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ブクログレビュー

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  • ざじ

    ざじ

    表題作の「還らずの夏」。そばかす顔の陽と幼馴染で付き合っていた奈津。奈津は陽と巻き込まれた事故で他界しているが、陽には奈津の霊体が見えている。陽の後追って田舎の大学にまで進学して来た敷島は奈津と付き合っている間も陽の事が好きだった…死んでしまった相手とは張り合えない葛藤まで描き切るにはページ数が少なすぎる、と作者も思っているだろうなぁ。表題作ほかは「心中BL」やオメガバースアンソロに描かれていた短編。続きを読む

    投稿日:2016.07.25

  • 落葉

    落葉

    このレビューはネタバレを含みます

    『あの夏に還りたい――』

    表題作が悲しすぎる……。カバー裏に泣かされた。
    表紙では(若干、奈津が切なそうではあるものの)楽しそうに花火してるふたり。でもカバーを外すと……?
    奈津は陽を思って「秀明と付き合っちゃえば?」と言ってるし、秀明も陽をこころから大切に思ってるけど、陽は奈津が好きなんだよなぁ。
    たったそれだけのことなのに、悲しくってしかたないのに、何度も何度も表題作だけ繰り返し読んでしまう。甘い話が好きなのに唯一の甘い話であるオメガバースよりも食いついて読んでしまう。黄金律かと思うくらい完璧な悲恋でした。
    カバー裏を見ると、陽は一生ひとりで生きていくんだなーと思えて余計に泣けてくるという寸法です。

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    投稿日:2016.05.21

  • 森月雫

    森月雫

    このレビューはネタバレを含みます

    悲恋の表題、オメガバースの『不機嫌なつぼみ/咲き初めの焦燥』、心中の『いちばんしあわせ』、息子×養父の『All things I know.』の5編収録で、オメガバース以外は切なかったり、病んでたり暗めの話が多い印象。表題が切なすぎる…(´;ω;`)奈津の泣き顔に泣いた。カバー下の演出がまた切ない…。

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    投稿日:2016.05.07

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