【感想】佐賀のがばいばあちゃん

島田洋七 / 徳間文庫
(300件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
108
91
72
4
2

ブクログレビュー

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  • あゆみ

    あゆみ

    ただの能天気な人間の話ではない。
    きっと苦しんで悲しんで、しかし楽しく明るく生きようとした逞しいばあちゃんの話。
    その場限りの物質的な豊かさに惑わされず、心豊かに生きていきたいと思った。

    投稿日:2023.12.07

  • nattak

    nattak

     タイトルは聞いたことがあっったので、何気なく手に取った本。分量も多くなく読みやすくて、すぐに読み切った。魅力的なおばあさんのことが、短編で、コメディカルに描かれていた。

    投稿日:2023.08.08

  • shukawabest

    shukawabest

    このレビューはネタバレを含みます

    島田洋七さんの半生を追体験できた感じ。

    ①は子ども時代のばあちゃんや友だちとの関わり。
    ②は2004年現在の洋七さんが、ばあちゃんや家族を振り返っての話。
    ③は奥様との馴れ初めから芸人になり、売れっ子になり、体調を崩してしまうまで。

    貫かれているのは、洋七さんの周りの人たちの人柄の温かさ。

    ストレートな語り口がいい。

    ①冊目
    「佐賀のがばいばあちゃん」
    8歳の昭広が母親に背中を”押され”、佐賀の祖母と暮らした中学を卒業するまでを書いたエッセイ。
    僕が面白かったのは、第6章の湯たんぽの話。小学3年生の昭広には抵抗あったろう。僕も食器洗い用のピンクの手袋をつけたまま晩ごはんのおかずを持ってきた母親に怒ったなぁ。似ているかも。
    それから、第14章の食堂のお姉さんのミカンの話。貧乏だった昭広とおばあちゃん、周囲の人の思いやりによって支えられていて、それを象徴するようなお話。

    ②冊目
    「がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!」
    ①を受けて。
    2004年時点での洋七がばあちゃんや自身のことを分かりやすく振り返る。
    カッコイイと思ったのは、「おかん、それ、持って来いや!」反抗期の長男に洋七が放った言葉。(文庫本75頁)
    なるほどと思ったのは、“視点を変える”というばあちゃんのモノの見方。

    ③冊目
    「がばいばあちゃんの幸せのトランク」
    洋七さんと奥様の馴れ初めから、B&Bの成功、休養まで。ばあちゃんはときどきしか出てこないが、20代の洋七さんの「心の拠り所」になっていたよう。奥様との出会い、その後の行動、心の迷いが真っ直ぐに書かれている。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.12.04

  • zyasuminntea

    zyasuminntea

    たくましくて、麗しい…
    もし佐賀でなく別の場所なら、こんな生活出来たんだろうか‥
    土地柄とがばいばあちゃんと周りの人々あってこそなんかもしれない…

    投稿日:2022.11.22

  • あじの開き

    あじの開き

    読書好きのきっかけになった本。おじいちゃんがくれた。面白くて読みやすくて前向き。
    私の中で大事な本の一冊。
    感謝を込めて5個!

    投稿日:2022.11.08

  • chigame

    chigame

    だいぶ前に話題になっていたけど読まずじまいだった本。読んでみて納得。とても読みやすいし、ばあちゃんの愛や、昭宏の純粋さや、周りの人の優しさや、いろんな暖かいものが感じられて幸せな気持ちになる内容だった。小学校の先生が運動会になるとおなかの調子が必ず悪くなる不思議な話や、遠足の飲み物を水筒ではなく湯たんぽに入れて背負っていった話などは、特におもしろかった。明るい貧乏生活は幸せだね。続きを読む

    投稿日:2022.09.20

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