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司馬遼太郎 / 中公文庫 (4件のレビュー)
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midnightwakeupper
公家侍(俺は存在すら知らなかった)が主人公は珍しい。時は幕末・万延二年(1861)、四位という高い位階と抜群の剣技を持つ「のちの右近衛少将藤原朝臣高野則近」が(道中が始まるまでが長いが)「関東の情勢を…探れ」という秘命を受け、東海道を下ってゆく。不平等条約や治外法権や外来新種伝染病などで幕府=武家政権の権威は落ち経済も窮迫していた頃で、かえって隠密の彼に手を出すに違いない、という“鉄砲玉”の狙いらしい。やたら富裕な商人、伊賀忍者が同行し、司馬らしく当時の世情、身分制度家族制度に詳しいが忍者の説明は信じがたい続きを読む
投稿日:2021.06.14
あやごぜ
タイトルに“武士道”と入っていますが、主人公の高野則近は公家です。 「公家密偵使」として、江戸に行くことになった、則近の道中を描いた時代エンタメ。 道々、刺客に襲われ、色んな珍事に巻き込まれながら江戸…への道を進む則近。主人公がとにかく女性にモテまくるのも司馬作品お約束です。 百済ノ門兵衛、名張ノ青不動などクセの強いキャラ達も味があります。続きを読む
投稿日:2019.01.22
flounder532002
司馬遼太郎の「梟の城」に続く二作目の長編。司馬さん初期作品にある忍者も登場。幕府の動向を探るため、主人公の公家が江戸へ下る途上の事件を扱う東海道中膝栗毛。幕末に向かう世の動きを生き生きと表している。1…4.6.14続きを読む
投稿日:2014.06.15
nihonmono
司馬せんせい、初期の作品。 軽快な感じで面白い。 主人公の公家密偵使、高野則近少将がちと格好良過ぎですが。 その分、脇を固めるキャラたちが愛おしいほどに個性的。 司馬遼版「東海道中膝栗毛」、必読です。
投稿日:2011.09.20
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