【感想】りゅうおうのおしごと!15

白鳥士郎, しらび / GA文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ebshi1004

    ebshi1004

    【どこまで行っても強さには果てはない、夢の道半ばを走り続ける】

    更なる強さを求め、関東へ移籍したあい。そして、万智の勧めで八一が本を執筆する事になる物語。
    八一の元から離れていく女性陣。
    闇へと堕ちる八一を救う万智のある提案。
    それは棋書を出す事。
    才能のある棋士は、周りの才能も引き出す。
    将棋は常に客観的に物事を俯瞰する事が求められる。
    あいも珠代との修業の日々で己の弱さと真正面から向き合う。
    タイトルを獲る事がゴールなのでは無い。
    それぞれの棋士達はまだ夢の途中で。

    八一が書いた本があい達次世代の更なる躍進に繋がるのだ。
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    投稿日:2022.12.29

  • ジジ

    ジジ

    14巻を読み終えて本巻を手に取るまで約1年9ヶ月の月日が経過していました。

    私の好きなキャラである八一の幼なじみの記者の女の子の嫌な部分を見ないといけないというのもあっからかもわかりませんが、なかなか書店で手に取るまで時間がかかってしまいました。

    ただ、手に取った以上は一気に読んでしまおうと、購入したその日に読みきることができるほどには熱はさめてなかったようです。

    さて、本巻の感想はというと、ギャグもありつつ、将棋の熱いところはとことん熱く見せるといういつも通りの内容で気がつけばなんで1年9ヶ月も手にとらなかったのかわならないほどに面白かったです。

    将棋を多少やる方ならわかると思うのですが、対局のテンポや緊張感はたまりません。

    ギャグ部分は狙いすぎ、ちょっと行き過ぎじゃないか?と思うところもありますが。

    今巻は特に女流棋士であることのハンデというか不利な部分もみえたりしつつ、頂点を目指すということ、頂点を目指した後にも続く道のことなど、ギャグ多めのライトノベル作品にしては気づくことや学ぶことが相変わらず多いなと思いました。

    プロの世界の厳しい現実って、将棋の世界だけじゃなくて、私のやっている仕事もそう。

    1番になれなくても頑張らないといけないですし、1番になったからといって手を抜くなんていうことはできない。

    こんなことを考えながら読めるのも、本作品に出てくる登場人物が皆真剣だからなんだろうなと思いつつ、やっぱり読むとワクワクする作品だなと改めて思った作品でした。

    とりあえず、まずは最新巻が出るまでに追いつきたいですね。
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    投稿日:2022.11.28

  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    目の前の局面の
    今考えるべき一手だけに集中して
    この局面に潜り続けられれば良いのに
    考え続けられれば良いのに、それだけでは終わらない。
    この思考に至るまでに
    支える体があって心があって
    そこに技が乗っていく。
    何よりも生きていかなければいけない。
    誰かに喜んでもらうことから始まる。
    ファンがいてくれるか成り立つのだけど、
    ファンのために全てを犠牲にはできない。
    大富豪ではないから
    ボディガードを雇うような生き方はできないけど
    自分のためだけでなく、
    自分が働く職場のためにも世界のためにも
    その先につづいてくる後輩たちのためにも
    できる範囲から少しずつ改善していく。
    何かに届くこともないかもしれないし、
    そんなカッコ良いゴールなんてまだ夢だけど
    やめられないし諦められない。

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    投稿日:2022.03.28

  • takachuu

    takachuu

    このレビューはネタバレを含みます

     2021年9月刊。恋人は失踪、愛弟子は関東へ移籍し、傷心の八一へ攻勢をかけたのは……。八一初の棋書の担当編集という立場を存分に利用し、八一にグイグイ迫る万智(幼馴染み)、八一に4億円のマンションを買わせ、同棲を始める天衣(弟子)と、二人の個性の違いが際立つアプローチが鮮烈! 
     一方、在京の棋士・山刀伐に引き取られた、あいは、彼の弟子・珠代と同居することになるが……。

     本巻は、特に女性たちの奮闘をメインに置いた巻だった。女性であるが故に、蒙らなければならない不利益の数々が、珠代の口から赤裸々に語られ、思わず「ううっ、男に生まれてすみません」と思ってしまった。
     エピソードが妙に具体的なので、筆者の取材の成果だろうか? これまでも将棋界にまつわる様々な問題を取り上げてきた本作だが、「女性が棋士であるための苦悩」という一部読者には敬遠されてしまうかもしれない深刻な問題に切り込めたのも、長期シリーズゆえの余裕もあるのだろう。
     将棋に関する小説を取り上げた番組で、本作を取り上げなかった某国営放送のスタッフは猛省して欲しい(苦笑)。
     閑話休題。
     八一の異次元の思考の一端を理解した万智が、あいに挑む女流名跡リーグ戦はかつてない緊迫感に満ちており、俄然引き込まれた。両者の戦いの結末は意外ではあったが、確かに筋が通った展開であり、納得の結末だった。

     真正のロリコンであるとか、人の気持ちに無頓着とか、毀誉褒貶、色々あるが、それでも終盤、八一が見せた銀子への想いの純粋さに、赤心に心胸打たれた。また八一の棋書を手に、涙する銀子に胸打たれた。二人には幸せになって欲しい。今はただそれだけを願う。(終)

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    投稿日:2021.12.07

  • yamanokikuzu

    yamanokikuzu

    このレビューはネタバレを含みます

    鹿路庭さんの過去話が印象深かったです。そして雛鶴あいの「こうこうこう」が炸裂。これはヒロインの座にカムバックといってよいのでは!?
    まあ、京都でのイチャコラはあんなもんでしょう。

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    投稿日:2021.11.06

  • kumasank

    kumasank

    くぐいさんとろくろばさんとあいさんが活躍する巻。最後は唐突に終わったのでしょうか続きを早く出してほしい。

    投稿日:2021.09.24

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