【感想】デルフィニア戦記 第I部 放浪の戦士3

茅田砂胡 / 中公文庫
(26件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
14
8
2
0
0

ブクログレビュー

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  • りんご花

    りんご花

    このレビューはネタバレを含みます

    ペールゼンが卑怯にもフェルナン伯爵を盾に降伏を迫った事でリィ達が北の塔に助けに行く3巻。ものすごーく嫌な予感しかしなかったですが、予想通りで、私としては生きていてほしかったひとなので凄く辛い巻でした。そして、本当なのか信じられない血筋疑惑。バルロさんもみんな辛い辛い。次から次へと試練のように一番辛いウォルは、もうおかしくなってしまうのではないかというくらい精神的にまいってるのがわかりますが、友人のリィはそんな状況でも冷静に、訥々と話をして、すくい上げ、さすがかっこいい、の一言です。次こそはペールゼンを引きずり出したいところですね。

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    投稿日:2017.07.24

  • yukka314

    yukka314

    今回も、爽快感溢れる内容でした。
    後半、新展開もあり、続きがとてたのしみです。

    キャラ設定もしっかりとされていて分かりやすく読みやすいです。作り込んでるなぁとおもいます

    投稿日:2016.03.06

  • 紅茶ねこ

    紅茶ねこ

    このレビューはネタバレを含みます

     シリーズで一番好きな巻です。
     フェルナン伯爵の「懺悔」に涙が止まりません。
     たくさんの魅力的な人物が大活躍していますが、何げに地味なルカナン大隊長とブルクス侍従長も光ってると思います。
     最後のバルロとナシアスの決裂も、心震わせられました。
     でも、なぜリィが二人の決着の邪魔をしたのか、馬鹿な私にはわかりませんでした。リィは1対1の卑怯じゃない戦いには手を出さない主義では無かったんでしょうか? ナシアスが一方的に斬りつけられているように見えたとか? でも次巻でリィは、「(バルロがナシアスを)本気で殺そうとしてたのは間違いないかもしれないけど、ぼくが止めなくても、きっとできなかったよ」と言っています。じゃ、ますますなんで止めたの……。話の展開的には、止めてくれて良かったんだけどさ。
     このバルロとナシアス決裂のシーンは、デルフィニア戦記外伝の「大鷲の誓い」にも出てきます。読み返してみようかな。何かわかるかもしれません。

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    投稿日:2016.03.04

  • Klaus

    Klaus

    泣けるじゃないか。国王として接するか、息子として接するか、フェルナン伯爵に感情移入してしまい涙腺崩壊間際でした。

    投稿日:2015.04.07

  • yoco

    yoco

    これは、泣ける。泣くなという方が無理だ。

    物語の緩急の作り方が絶妙に上手くて、おまけに美しい映像が頭に浮かぶような世界観もよくて、のめり込むようにして読みました。

    フェルナン伯爵のお人柄が本当によかった。
    この物語には忠義とか信義とか、己の信じる道を突き進む人たちがたくさん登場して、その曲がらない信念に惹かれます。
    と同時に、それぞれに譲れないものがあると争いが生まれることもあるし、最近のニュースを見ているとあまり曲げられないのも考えものかもしれないと思うのですが。

    だから、リィくらいのスタンスがきっとちょうどいい。
    物語はここでまた大きな爆弾を落としてきて、続きが気になるところ。再読だけど、結構忘れていて再び新鮮な気持ちで楽しめてます。
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    投稿日:2015.02.06

  • 春海

    春海

    再読。

    シリーズの中でも特に好きな巻。

    フェルナン伯爵の奪還劇からマレバの決戦まで。
    救出に参加するリィと自ら立候補するシャーミアン。
    シャーミアンの気高い強さに惚れ惚れ。リィに対する考え方も信仰じみているが、柔軟な姿勢で受け入れているのが嬉しい。
    そしてとばっちりに参加させられるルカナン大隊長がリィが何か言ったり行動するごとに青くなったり赤くなったりで可哀想w

    北の塔からの救出はハラハラドキドキ。
    そしてフェルナン伯爵が出てきてからは涙がずっと止まらなかった。
    前回読んだ時も号泣だったけど、話分かっていても号泣でした。むしろ成長して内容を深く理解した分、余計に泣いた。
    フェルナン伯爵の頑固者〜(涙
    最期の告解は胸が詰まります。

    そして哀しみと怒りに震えるウォル。
    目が据わりぱなしで怖い。
    この人は本当に王の器だー。

    このまま王座奪還かという絶妙なタイミングでのペールゼン公爵が仕掛けた筋書きが見事。
    腹黒すぎる。サングをはじめ腐った連中は初めから切り捨てるつもりだったというから恐い。
    この企みに揺れる国王擁護派面子。
    バルロとナシアスの対立が苦しい〜。

    自身が王位継承者でないなら、今まで引き連れてきた軍を解放すると言い切るウォルにハラハラ〜。

    ラストの台詞が抜群にカッコいいです。


    どの登場人物にしてもデルフィニアの騎士として、民としての誇りと信念があってグッとくる!
    続きが気になるなー。
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    投稿日:2015.01.14

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