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司馬遼太郎 / 新潮文庫 (95件のレビュー)
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aoi3594
庄九郎(斎藤道三)の人間的な魅力がありありと書かれており、その魅力が作品を面白くしている。非凡な活力にまだまだ若いものだと思っていたら、実はかなり歳をとっていて驚いた。
投稿日:2023.12.15
明智氷魚
前編で弾けまくった主役の庄九郎こと斎藤道三。その魅力的なキャラにガッチリとハートを鷲づかみにされた私は即、後編も読み切った。 戦に初めて鉄砲を用いたのはなんと庄九郎からではないか。長篠の戦いからと思っ…てたけど。 その信長の父信秀もマムシの道三に劣らずインパクトのあるキャラ。その2人の戦での駆け引きが面白くてぐいぐい引き込まれる。さあ次は成長していく信長の物語が始まります。続きを読む
投稿日:2023.11.08
帆掛船
戦国時代は、実力本位の時代というイメージがあるが、実際には、家柄、官位が重んじられ、だから信長は異端だったという事なのだろう。斎藤道三が、美濃を手中に収める過程で当地の名家を継ぐ形で改名を繰り返す様は…、現代の感覚では理解し難いが、歌舞伎役者や落語家が名跡を継ぐようなものか?続きを読む
投稿日:2023.09.10
あおのあしあと
美濃を我が手中に収めるべく様々な陰謀を図り人を陥れていく庄九郎は、物語が進むにつれて悪人の面が濃くなっていき、理解に苦しんだ。しかし、時が経ち、天下統一という人生の指標が寿命の壁に阻まれ始めると、次第…に人の一生とは儚いものであると受け入れていく。蝮と呼ばれた道三が純粋無垢な庄九郎としての一面をふと覗かせる場面では、哀愁が感じられて切ない気持ちになった。二巻の後半では幼少期の織田信長と明智光秀も描かれている。次巻へ更に展開が加速していきそうで、読み進めるのが楽しみである。続きを読む
投稿日:2023.08.29
生活委員会
とうとう有名な斎藤道三としての人物がでてきた。 美濃の蝮として有名だが、どうやってなっていったのかについて内容が濃く書かれているため物語として人物像を追って行けるのが面白い。 次はどうなるのか
投稿日:2023.07.09
弁天
斎藤道三後編。 今まで読んだ司馬遼太郎作品の中でこんなに爽やかな主人公がいただろうか。圧倒的に魅力的で男からも女からももてもての庄九郎。 だからこそ、斎藤道三編が終わるのがさみしい。 織田信長編なんて…読みたくない。 逆境でも、失敗しても、絶体絶命の危機でも、いつも軽やかで覚悟があって爽々しい。 圧倒的に頭が良いくせに愛情深い。 宗教家で商人で、政治家で武人で城主で。 これ以上面白い人、この後でてくる? 1冊目ではなんとなく、みんなそこまで本気じゃないんだろうな、庄九郎も本当に将軍になれると思ってないだろうし、ただ野望をもって生きるのは楽しいよね、くらいで、お万阿も庄九郎に心酔しているわけじゃなくて、面白い人、くらいだと思っていたので、2巻の終わり方が切なすぎる。 意外と合戦以外のエピソードが多いので戦国時代に興味がなくても楽しめる。 どうする家康と同じ。 ちなみに松永弾正の名前が、読み方だけだとDJと一文字違いだわ。続きを読む
投稿日:2023.03.25
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