【感想】世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

ドネラ・H・メドウズ, 小田理一郎, 枝廣淳子 / 英治出版
(59件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
12
21
15
3
0

ブクログレビュー

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  • みのる

    みのる

    物事をインプットとアウトプットのフローと、その差が生み出すストックの変化で考えようとするのが、システム思考。

    システムには、自分を安定化させる作用や、暴走させる作用をもつものがある。

    つながりと、時間軸の変化を追うことが大事続きを読む

    投稿日:2023.12.29

  • 星野 邦夫

    星野 邦夫

    世界はシステムでつながっていることを筆者の目線で論じている本だが、意見に偏りがないため、理解しやすく腹に落ちやすい。訳が読みやすいのもその理由かと思う。

    以下、覚えておきたい二文。
    ・目的とは、美辞麗句や掲げられた目標からではなく、行動から推測されるものです。
    ・システム思考が私に教えてくれたのは、自分の直感を信じること、理解するための自分の合理性を信じるのは控えめにすること、できるだけその両方に頼ること、しかしそれでもなお、びっくりさせられることに備えることでした。
    続きを読む

    投稿日:2023.08.04

  • おぬま

    おぬま

    図書館で借りた。
    いわゆるシステム論とか呼ばれる分野。工学系の大学なら似たような内容はどこかで学ぶと思われるが、どうしても「システム」という漠然とした単語であるので、理解されにくい分野だ。Webで「システム論」を検索しても「○○システム論」と、○○の方に重点を置いたものばかりがHitしてしまい、本質がつかみにくいと思われる。
    そんなシステム論について、大学レベルの講義を学べる本だ。「システムって何?」「システムが分かると、何が良いの?」といった疑問に対するアンサーブックにはなっている。個人的には、非常にオススメ本。

    本書は洋書の翻訳本であるため、内容も洋書によくある講義録ベースな形式だ。それを読みやすいと思うかは人それぞれだが、私はお硬い教科書のようにまとめたノートを欲しくなった。
    続きを読む

    投稿日:2023.06.26

  • daisuket

    daisuket

    長いこと積読してた本。積読してる間に他の本でシステム思考については読んできたけどやはりこの本は外せないかなと。訳文も非常に読みやすいしシステム思考について最初に学ぶならやはりこの本が良い。物事を眺める視座を一段高めて考える方法として一度は学んでおきたい。続きを読む

    投稿日:2023.06.07

  • 楽描人カエルン #グラレコ写経

    楽描人カエルン #グラレコ写経

    このレビューはネタバレを含みます

    システムを理解する。これは政治家、行政の職員、経営者だけでなくあらゆる人が理解するべきだ。
    国や地方自治体では何もしない。もしくは何か新しいことをするが思惑が外れて失敗する。これが延々と続けられている。それは何故か。システムへの無理解である。
    システムを理解しようとしないから変化を恐れる。何かを変えると思わぬ副作用が出る。それを避けるために何もしない。逆に良いと思って新しいことを始めたがそれが限定合理性であることに気が付かなかった。システム的に考えないとこれらの不合理が生じる。
    我々有権者、大衆も愚かである。サービスや商品、税金の値上げは反対などはその象徴である。日本のGDPはすでにジリ貧である。かつての栄光はないのである。新たな目標設定がいる。すなわち人口が減る中でのウェルビーイングの指標設定である。
    システムはどうしてもタイムラグががある。それ故、共有地問題等直感に反する結果になる。これを理解することが必要である。
    ビジュアル化は世の中を救うと考えている。手がきのライブドローイングを教えているのはこのシステムの厄介さをみんなで理解するため。国民のIQわ不断に上げていく。それが私達のウェルビーイングを上げていくはず。それ故、自らかくし、教えるのだ。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.01.09

  • bookandrun

    bookandrun

    システム思考、デザイン思考、アート思考。
    指標、観察、イノベーション、戦略、合意。
    システムのビートを理解する
    自分のメンタルモデルを白日にさらす
    情報を大事に考え、尊重し、広げる
    言葉は注意して使い、システムの概念で強化する
    測定可能なものだけでなく、大事なものに注意を払う
    フィードバックシステムのための方針をつくる
    全体の善を求める
    システムの知恵に耳を傾ける
    システムの中の責任のありかを見つける
    謙虚でありつづけ、学習者でありつづける
    複雑性を祝福する
    時間軸をのばす
    学問の領域に逆らう
    思いやりの境界線を拡大する
    前の目標を見失わない
    続きを読む

    投稿日:2022.05.06

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