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御堂志生, 白崎小夜 / ソーニャ文庫 (2件のレビュー)
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mint715
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8歳のエヴァンテに影響されて人生観が変わり、密かに皇帝の座を目指すことに決めたアスラーン。 そんな彼の10年に及ぶ努力や根回しを、悪気はないのだけど、間の悪さと察しの悪さでことごとくエヴァンテが打ち砕いているお話でした…。 ゼキの正体も、10年前の事件も、読み手には容易に予想がつくのに、教えてもらうまでなにひとつ気づかぬままでいたエヴァンテよ。 教えろと言われれば秘匿し、ここでおとなしく待てと言われれば抜け出し、そのたびに大層危険な目にあっていたけれど、いまいちことの重大さに気づかないエヴァンテよ。 そんな彼女を見初めて正妃に迎えたアスラーンは、今後も苦労しそうです…。 終盤突然アスラーンが仄暗いことを言い出したのでびっくりしたのですが、そういえばソーニャでしたね。
投稿日:2015.09.09
うらこ
兄や父の思惑通りに、自分を犠牲に攻め込む口実を与えるためにやってきたアスラーンと、自国を滅ぼしにやってきた敵に皆の命乞いをしたエヴァンテ。 大きくなったエヴァンテに初潮が来ていないのはおかしいんじゃない?って思っていたら、兄皇子の元に行きたくないから、初潮が訪れていないと嘘をついていたってのも分かるし、エヴァンテに初潮が来たら、自分のハレムに入れようと思っていたアスラーンの気持ちがすれ違っていて、途中危なく兄に奪われるところでした。 兄皇子が文章の描写からはもっと風貌からして不細工を想像していたのが、イラストでは結構男前だったのが以外でした。性格は最悪ですけど。 エヴァンテが自分が奴隷になることと引き替えに国を助けてもらっていると思っていたのに、それがすべて嘘であったと分かったあたりから後半までは流れが急でしたけど、ああ、そういうことだったのかと納得。 全体的にあまりソーニャっぽくないかなぁって思っていたら、最後ミュゲのことを語ったあたりでソーニャっぽくなりました。なるほど、親切めいた行動がちょっと怪しいとは思ってましたけど、そういうことでしたかって感じです。
投稿日:2015.01.26
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