【感想】大江戸化物図譜(小学館文庫)

アダム・カバット / 小学館文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • boutoumetous

    boutoumetous

     これまで自分の目に触れた江戸時代の浮世絵は上澄みというか、名人上手の仕事だったのか。何せ「画図百鬼夜行全画集」を鑑賞した後だけに、見劣りすること甚だしい。草双紙の下絵なら、私がタイムスリップしても描けそうだ。
     しかし、埋もれがちな仕事を掘り起こし、テーマ別に並べてくれたのは有難い。それを外国人研究者がやってくれた。
     アダム・カバットが電車内で多田克己と繰り広げたという「豆腐小僧」論争、是非とも拝聴したかった。
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    投稿日:2021.01.12

  • Pseudoscholar

    Pseudoscholar

    江戸時代の絵入り本「草双紙」に登場する妖怪たちを、豊富な図版と共に紹介する本。宝暦12年(1763年)から天保4年(1833年)の間に出版された計74冊の草双紙から、「豆腐小僧」・「大頭」・「ろくろ首」・「河童」・「鬼娘」の五種類の妖怪をピックアップしている。
    本書の魅力は、何と言ってもその豊富な図版である。草双紙に描かれた種々様々な妖怪の姿は見ているだけでも楽しく、また江戸期における「キャラクター化した妖怪」の姿に直に触れることが出来る。図版についている解説文が少し簡略な点はあるが、サッと読めるという点ではこれもある意味良い。
    江戸期の滑稽な妖怪たちの姿を知りたいという方にお勧めの一冊。
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    投稿日:2013.01.03

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