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フョードル・ドストエフスキー, 望月哲男 / 河出文庫 (8件のレビュー)
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辺土名小次郎
裏表紙 夜会での奇妙な事件から六ヶ月後、ムィシキンはペテルブルグに帰還した。 ナスターシャ、ロゴージンとの愛憎入り交じった関係はさらに複雑怪奇なものとなり、さまざまな階層の人々を巻きこんでいく。 自ら…の癲癇による至高体験や、現実の殺人事件にも想を得た、ドストエフスキー流恋愛小説を、画期的な新訳で! 本書は文庫オリジナルの訳し下ろしです。続きを読む
投稿日:2024.04.01
masudahidehiko
(意外と重要なことではないかと思うのだけど)この河出文庫版の『白痴』全三冊、表紙がいいですね。本当にイメージどおり。
投稿日:2020.06.17
shyamazaki69
いやー、結構苦労をして第2巻(中巻)を読了。 はっきりいって登場人物が誰が誰だか…人物相関関係が分からなくなります。ネット上でどなたか登場人物一覧を作成くださっている方がいないかと検索したところ、「人…物相関図」を作成されている方がおり、その図を頼りに読み解きました。続きを読む
投稿日:2019.07.14
しょすたこおびち
第1巻がムイシュキン公爵とその影ロゴージン、更にはエパンチン家の秘書ガヴリーラという3人の男対ナスターシャの"恋の空騒ぎ"ならば、第2巻はムイシュキン公爵とガヴリーラ、そして途中から将校ラドームスキー…の3人対アグラーヤのそれに変わり、あろうことかナスターシャがそこに介入するという、バブル期のトレンディドラマ真っ青の構図、結核で余命幾ばくもないイッポリートの自殺未遂が次のステージを用意するが、ナスターシャもアグラーヤも真意が図りかねて、無垢なムイシュキンが浮き立つばかり。つくづくロゴージンは人間臭い奴だ。続きを読む
投稿日:2015.09.06
次郎
一部で自身の死刑判決に触れた様に、二部では持病の癲癇についてムィシキンの口を借りて語られる。曰くそれは「自意識が異常に強まる瞬間」であり、生命の力が異様な勢いで一挙に緊張するかの様な体験だという。ドス…トエフスキーの描く登場人物はどいつも熱に浮かれたかの如く喋りまくる上にヒステリー持ちなのも、癲癇の発作の様なものだと考えれば腑に落ちる。本作ではドストエフスキーの経験が直接的に反映されているが、それは三角関係というものを扱う上での必然だったのだろう。憎しみと区別の付かない愛情とは、そして哀れみとは愛なのか。続きを読む
投稿日:2013.05.16
m
人物の名前と役柄と関係性がごちゃごちゃになってしまい、読み終えるのに時間がかかった。後半のイッポリートの「弁明」に心打たれました。
投稿日:2012.10.06
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