【感想】梨本宮伊都子妃の日記 皇族妃の見た明治・大正・昭和(小学館文庫)

小田部雄次 / 小学館文庫
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  • pacific@北海道

    pacific@北海道

    宮廷内外に目配り 小田部雄次編『梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和ー』(小学館)
     日露戦争はともかく、第一次世界大戦、関東大震災を結構、細密に記載.

     それにしても明治天皇崩御も、関東大震災も、昭和の敗戦も.見聞ではなく、現場に立ち会う立場にあった.
     これから読了を迎える読みかけ中.

     佐賀・鍋島家の息女から、<宮家整理>で皇族から臣下に転ずる.
     その息女・方子という女性も満州国皇太子に嫁ぐが、こちらとて国家政策の方向で<悲運>と申すほかない.

     <転変>を予測して記載を始めたとはおもえないが、<華族>の内と外を筆致の文で描き出す.
     確か「病弱と伝えられる大正天皇の毅然とした姿」を「記載の文あり」と、読んだことがある.本書であったか.該当箇所に接した.

     編者・小田部雄次氏の解説に好感.時系列ではなく、ひとりの女性の関心事にあわせ、原典引用とその解説で構成されている.解説を読むだけでも、筋がみえてくる、か.
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    投稿日:2016.12.26

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