【感想】非戦の哲学

小林正弥 / ちくま新書
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • H.Sato

    H.Sato

    レーガン政権は当初、ソ連を悪の帝国と呼んで対決姿勢を鮮明にした。
    9・11は第二次大戦でも攻撃されなかったアメリカ本土が攻撃されたから、アメリカ人のショックは相当なものだった。
    人々の意識の中に文明意識はある。
    非武装の立場は信条倫理として正しいものの、現実的倫理ないし結果倫理の立場からは正当化することが難しい。弁明間衝突戦争は世界戦争のような危険をもたらすために、衝突文明間戦争においては中立を保つべきであるが、だからといって、日本が軍事的に侵略される危険が今後いっさい存在しないとは断言できないからである。
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    投稿日:2011.11.25

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    [ 内容 ]
    同時多発テロを契機に、アメリカ主導の「世界戦争」が始まった。
    帝国化するアメリカの要請に唯々諾々としたがって、日本は自衛隊を海外に派遣し、国是である平和憲法は空洞化しつつある。
    国連や国際法が無力化しつつある中で、日本はどのような道を選ぶべきなのか。
    「文明衝突戦争」の時代における日本の平和主義を再構築し、地球的平和への寄与を提唱する。

    [ 目次 ]
    プロローグ―非攻への和戦
    第1章 黙示篇―文明の象徴的崩落
    第2章 文明篇―戦争に抗する「和」の原理
    第3章 反戦篇―クーデター・テロ政府批判
    第4章 平和篇―地球的新平和主義
    第5章 非攻篇―平和国家の「国是」
    第6章 非盟篇―文明間非同盟構想
    第7章 運動篇―非戦平和運動
    第8章 和戦篇―平和的努力
    第9章 希望篇―非戦への展望
    エピローグ―ウルトラマン神話の公共民的美徳

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    投稿日:2010.05.27

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