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アーサー・コナン・ドイル, 大久保康雄 / ハヤカワ・ミステリ文庫 (2件のレビュー)
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nyonboo48
「ブルース=パーティントンの設計書」のようにほんとに機密にしたい製品に関しては、複数メーカーに分割して発注してそれぞれの持っている情報だけでは成り立たないようにするという方法は今でも大いにありそう。「…ブルース=パーティントンの設計書」とか「最後の挨拶」のように国際的な問題がテーマになっている点で、今までの、近い範囲での事件とは一線を画する。イタリア語の「pericolo(ペリコロ)」が「危険」という意味だと知る(ペリーコロさん!)。続きを読む
投稿日:2021.07.17
忍田鳩子
小学生の頃に読んで以来、ほぼ初読のていで読み返したがおもしろかった。「瀕死の探偵」が読みたかったんだが、こんなに短かったんだっけ? といったようなあっさりとした印象。御手洗は完全にホームズなのだが、他…の作家の本格と言われるものを読んでも、たいがいがホームズなんだなと納得。これはちみちみと全部読まなければならないかと。もちろん、今読んだら古色蒼然としたイメージしかないけれど、これが110年以上前に書かれたものとすると、いかに完璧なものだったのかは議論の余地がないんだろうな。 「瀕死の探偵」「最後の挨拶」は、コナン・ドイルが国内の大きな声に負けて書いたものという認識をしていたが、一度脱却した設定でこれを書けるというのもすごい。次は長編を読もう。 たくさん娯楽が残されているって幸せだなあ。続きを読む
投稿日:2010.06.14
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