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エラリイ・クイーン, 青田勝 / ハヤカワ・ミステリ文庫 (7件のレビュー)
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YURIKO
エラリー・クイーンの短編集ばっかり読んでたけどやっぱり長編小説も面白かった。 国名シリーズの中でも傑作といわれている本作はタイトルと中身があんまり関係ないのだけ残念(笑) 私はエジプトとかが大好きや…から、舞台はエジプトなのかと思って読んだけど違った。 エラリー・クイーンは本作では最後にはいつも通り素晴らしい働きをするけど最後の最後まで私たちと同じ全くの役立たずやったのが印象的。 短編では40ページくらいで終わらせる為に事件発生から謎解きまであっという間やったから、今回は一体いつになったらクイーンが事件を解決してくれるのかが待ち遠しかった。 あまりにも登場人物が多かったけどいつもながら皆それぞれに個性的で相関図は把握できた。 殺人の動機だけがイマイチ不完全燃焼な感じはしたかな。まあ大事なのは動機ではなく過程なんやけど…何の動機もなく殺人を犯す人だっているとは分かりつつ、やっぱりそこは小説やからドラマチックな展開を期待してしまう(笑)続きを読む
投稿日:2021.07.16
hirosem
クリスマスの朝、田舎町のアロヨで死体が発見される。死体は首を切られ、T字型の標識に磔にされていた。事件に興味を示したエラリイは事件に「T」を暗示する要素が多々あることに気がつく。半年後、エラリイは旧知…のヤードリイ教授に面白い事件が起こったと呼ばれる。首を切られ、トーテム柱に磔にされた死体が発見されたのだった。 ――国名シリーズ。エラリイとヤードリイ教授のやりとりがなんだか楽しい。続きを読む
投稿日:2015.08.13
workwork3
最高に面白いのに、何故か読み終わってない。いつも途中で断念する。思うに試験期間中に本を読むのが悪い。盛り上がってきたところで、ふと我に返って勉強したりする。んで、うきうきしながら本に戻ると内容忘れてん…だよ。これがいけない。続きを読む
投稿日:2011.11.03
myjmnbr
“〜の悲劇”ものに比べれば、格段の面白さ。ミッシング・リンクものと思わせて、微妙に逸脱させている。解体トリックとうまく絡ませている。
投稿日:2011.09.23
kiyosi
このレビューはネタバレを含みます
エラリー・クイーン・シリーズ 小学校校長の首なし死体の磔事件。T字に磔られる被害者。続くT字磔事件。被害者は富豪とヨットに乗る紳士、死者の磔。被害者3人の共通点。モンテネグロで起きた過去の事件と復讐者。ピート爺さんの小屋でエラリーが見つけた証拠。「ヨードチンキの論理」 2011年8月25日読了
投稿日:2011.08.25
酒井一成
ずいぶん昔、子ども向きに書き直されたものをよんだことがある。ずいぶん雑なダイジェストだったと記憶している(さすがに裸体主義の娘さんはぼかされていた)が、それでもひどく楽しかった。 首を切り離され…T字にはりつられた死体が4つというだけもずいぶん派手だ。その他あれこれと奇妙な連中が暴れまわり、最後は犯人名を 明かさないままの大追跡である。思い切り派手な展開なのに、最後は薬ビンひとつで勝負が決まるのがすごい。あっけにとられるあざやかさである。 まあ、そういう点では、そこまでの展開は決め手の証拠を出すまでの追い込み立ったわけで、ミステリとしての面白さより展開の面白さで引っ張っていかれた感じがする。そういう点では少し物足りない。面白いからいいんだけどね。 それにしても、これを子どもにミステリ入門として読ませるのはいいと話だと思う。あ、首を切り落とすなんて残酷な、と眉をひそめるような発想は当然だけど。最後の驚きも、何で気がつかなかったんだろうっていう悔しさもなかなかのものである。ミステリっておもしろいなって思えるんではないかな。もちろん、首を切り落とすなんて残虐な、と眉をひそめて禁書にしなければいけないんだけど。 2009/10/23続きを読む
投稿日:2010.09.23
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