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中村航 / 文春文庫 (14件のレビュー)
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雨こんこ
このレビューはネタバレを含みます
2011年公開の映画『奇跡』のノベライズ。映画は未鑑賞。 両親の仲違いで兄の航一は母と鹿児島へ、弟の龍之介は父と福岡へ、家族はバラバラになってしまう。 龍之介が健気で明るい子なので対照的に航一は愚痴っぽく可愛げの無い子に映るが、弟が明るく振舞うのは家族が大事で大好きだから。兄が苛々不機嫌になってしまうのも家族が大事で大好きだから、根っこの想いは一緒なんだよな。 迎えに来てくれたお爺ちゃん、体温計の使い方(?)を教えてくれた先生、泊めてくれた老夫婦。子供たちの秘密を察しながらもそっと協力する大人たちも素敵。 新幹線がすれ違う奇跡の瞬間は私も祈るような気持ちでページをめくった。 親に内緒で学校をサボったり遠くへ出かけるのなんてそれだけで大冒険。子供の頃のドキドキ感を思い出した。 中村色は薄いけど温かい気持ちになれる良作。
投稿日:2023.01.24
1604921番目の読書家
舞台は鹿児島と福岡。 かるかん、水ようかん的もの。水、山芋、かるかん粉 ジャンベ、太鼓 ソフトバンクのペタジーニは友達の親と結婚した。 子どもは小さな希望を持って信じて、思ったことを行動している…。 若いというものはこういう物を持っている。 衰えるとこういう物が自分の中から無くなるんだと思った。続きを読む
投稿日:2022.05.24
may
小学生の小さな、でも大きな旅の物語。 普通に楽しく読めたが、やっぱりこの人は恋愛ものが良いなあと。あの繊細な世界観は恋愛ものの方が合ってるんだろうな。
投稿日:2016.10.21
kikochan
航一と龍之介の兄弟は別々に暮らしている。両親が別れてそれぞれ母親、父親と暮らしている。性格は違うけれどどちらも前を向いて生きている。新幹線の一番列車がすれ違うとき奇跡が起きると聞いいた子どもたちの冒険…が始まる。続きを読む
投稿日:2015.03.18
文藝春秋公式
【映画化『100回泣くこと』著者の感動作】青春小説の旗手・中村航が描く兄弟愛と小さな冒険旅行。是枝裕和監督の映画にインスパイアされた、ハートウォーミング・ストーリー。
投稿日:2014.09.09
玲
映画を元に書かれた作品というのがなんだか新鮮だった。 幼い子ども達のひたむきさがまぶしくて、悲しい。 何かが本当に起こってくれたら…と、ついつい先を読み進めた。 つい物語に引きこまれるテンポの良さみ…たいなのがあって読みやすい。 前を向いて進んでくれたことが「救い」だと思った。続きを読む
投稿日:2014.06.10
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