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福屋利信 / 近代文藝社 (2件のレビュー)
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Gold-Blue12
このレビューはネタバレを含みます
ロックとは何か?この質問に対する答えはその文脈によって異なると思う。音楽のジャンルとしては今もロックは人気を集めていると言えるだろう。バンド=ロックと言ってしまってもいい。しかし精神的な意味でのロックを体現しているグループ、曲は現代にあるのだろうか。よくロックは死んだと言われるがその言葉の意味するところは何なのか。この本はその疑問への解答を模索している。大筋としてはエルディス・プレスリーからビートルズ、そしてボブ・ディランという流れの中でロックンロールはロックに変化した。特に筆者はボブ・ディランの存在を重要視している。また60年代という期間がロックと強く結びついている。一言でいえば既存の価値観への反抗がロックだと言えるだろう。ただそれだけでまとめてしまうと実際とはかけ離れている気がする。ロックは音楽としても文化としても興味深くいろいろな文献を読んで考察を深めたい。
投稿日:2017.04.01
jazzsamba
ロックンロールから「ロック」へ変容したことが気になって。「ロック」はロックンロールの型に怒りを乗せたものだという、そして70年代半ばでロックは死んだ。ああ、なんだかとても納得。ロックへの愛溢れる一冊。…良書!続きを読む
投稿日:2013.03.14
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