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長尾剛 / PHP研究所 (3件のレビュー)
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hal
夏目漱石に関わるひとたちの文章が好きだ。夏目漱石本人の文章ももちろん好きだけれど。 お茶漬けみたいな文章だと思う。 なにはともあれ、登場人物たちが魅力的だ。 すごくかっこいいとか、人間的に素晴らしい…とかではないのだけれど、なぜか惹きつけられる。 夏目漱石に興味はあるけれど、とっつきにくいなぁという方には非常にお勧め。続きを読む
投稿日:2016.08.11
いちごジュニア
「吾輩は猫である」言わずと知れた夏目漱石の本だけど、実はまだ読んだ事ないんだよね^_^; でも、この本読んだらちょっと読んでみたくなっちゃった♪ かの夏目漱石もウツだったんだ そう思うとちょっと心が…軽くなる気がする(笑) 小泉八雲と夏目漱石の関係、華厳の滝に身を投げた藤村操さんがまさか夏目漱石の教え子とは・・・ ネコと会話する夏目漱石 思い浮かべるだけでちょっと楽しい 夏目漱石が英語の先生だったなんて 今の今まで知らなかった(ラフカディオハーン=小泉八雲は知ってるのにね) 興味が無いって ホントに残念な事だよね 自分の好き好きだけで判断せず、色んなジャンルの物に手を出すのも勉強になって世界が広がるかも 思いのほか楽しく読める一冊でした\(^o^)/続きを読む
投稿日:2013.06.28
peperoni
『”作家・夏目漱石”誕生異聞』という副題が付いているとおり、夏目漱石が「吾輩は猫である」を物して作家デビューする直前を、フィクション交えて面白読み物に仕立て上げた本。 キワモノとは違って、これまで漱…石関連の研究本を10冊以上上梓している著者が、史実を踏まえたうえで、事実がこうであったらもっとドラマティックで面白かっただろうなという思いをこめて書いた小説である。 漱石が帝大へ勤務するに至る経緯などは、前任の小泉八雲の騒動を交えたりして、実際の史実に基づくものようだ。後々、日本の各界で活躍するそうそうたる人物が、教師としてあるいは学生として登場するところが史実を下敷きにした面白さか。 とはいえ、巻末の年表と照らし合わせてみれば、かなり荒唐無稽な「時の」飛躍があったりするので、真面目に漱石研究を志す方は参考にしないほうが無難。これはあくまで読み物としてのお楽しみと思おう。続きを読む
投稿日:2013.05.24
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