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片岡剛士 / ちくま新書 (15件のレビュー)
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kazubook21613
さすがに内容が古びてしまったか。 第5章を中心に読んだが、結局作者の言ってる事は外れているように思う。残念ながら黒田バズーカも不発で、10年経ってもインフレターゲットは達成されてない。 円高だけは…多少是正されたが、それとて外的要因に負うものが大きいと思う。 失われた10年が20年になり、もはやそれが恒久的なものになってしまっているのではないだろうか。 私ごときに処方箋が書けるはずもないが、一人一人のマインドを変える。節約や貯蓄が美徳であり善だという考え方は少し見直す必要があるように思う。続きを読む
投稿日:2021.12.23
bax
このレビューはネタバレを含みます
[ 内容 ] 欧州危機、ウォール街デモなど、世界玉済は不安定になっている。 そうしたなか私たちに最も大きな影響を及ぼしているのが円高・円安という円相場の動きである。 円高は「輸出関連企業への打撃がある」「輸入品や外貨建て資産を安く買える」など、目前のメリット/デメリットに目がいきがちだ。 しかし、その大本にはデフレと経済成長率の低下という、日本経済の「失われた20年」の根幹をなす問題が横たわっている。 本書は、円のゆくえを主軸に、日本経済の過去・現在・未来を、緻密な分析から大胆に総括する。 [ 目次 ] 第1章 円の暴騰と日本経済(「時系列」でみた深刻な円高;「国際的な視点」でみた深刻な円高 ほか) 第2章 円高の原因は何か(為替レートとは何か;為替レートの3つの指標 ほか) 第3章 為替と経済政策を問いなおす―金本位制から固定相場制へ(経済政策における3つの手段;経済安定化政策と為替レートの関係 ほか) 第4章 為替と経済政策を問いなおす―変動相場制以降(円高シンドローム;「強い円が望ましい」という呪縛 ほか) 第5章 デフレと円高を止めるために何をすべきか(円高や円安は自然現象ではない;金融政策とは何か ほか) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
投稿日:2014.11.28
aoyamajunction
ポイントとなる点は繰り返し説明されるなど、説得力ある(が小さくて読みにくい)グラフと合わせて、非常に理解しやすく書かれている。 これは新書なので、コスパは非常に良いと思う。
投稿日:2013.06.29
y_doka
円高は人災であり、だから施策次第で克服できる、という本で、まさに今(ちょっと前?)のアベノミクスの手法を推奨している本。 実際に円はめちゃめちゃ安くなったからねえ。経済学には完全な門外漢なんで理論的に…正しいかどうかはよくわからないし、あの円安株高は一過性のブームかもしれないんだけど、にしてもこれだけの変化をもたらしたってのは、金融政策の威力はかなりあるって考えざるを得ないんじゃないかな。 ああ、景気良くなってほしいなあ。 著者の主張が正しいことが証明されてほしいなあ、とそっと祈らされた一冊。続きを読む
投稿日:2013.06.16
lsh-5
2012/2/20読了。 円の為替相場の歴史と、今後取るべき方策を考える上でのエッセンスが詰まっている。この手の本では今まで読んだ中で最もまとまりが感じられ、一つ一つの論証にも説得力があった。 昨年…末までの円高は本当に円高だったのか、デフレの原因は何か、日銀は積極的な緩和をすべきか、アベノミクスで取り沙汰される重要項目を理解するために有益な一冊である。続きを読む
投稿日:2013.03.03
cocoon777
「円高、そしてデフレは天災ではなく人災なのです。」 という主張の本。 久しぶりに大学の教科書みたいな本を読んで、頭がぼーっとしてしまいました。 世界恐慌やユーロ危機の背景がわかり、その辺りは楽しかった…けども…。 日銀様、どうかデフレと円高から脱却する施作をお願いします! まずは、円が強いと国まで強いと考えてる施政者の意識を変えるところからみたいですが。 Jan, 2013続きを読む
投稿日:2013.02.02
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